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法案などの審議は、国会議事堂や地域の庁舎などにある本会議場で行います。
審議にむけて知識や見識を深めるために自身の事務所などで関係者と意見交換をしたり、勉強会に参加したりするほか、地域が抱える問題を把握するために地域で行われるイベントなどにも参加して住民から意見を聞くこともしています。同じ場所でじっと仕事をしているというよりも、さまざまな場所に行って活動していることが多いでしょう。
毎朝、駅前や街頭で演説をする人もいれば、SNSを使って自身の政策をアピールしたり、議会や活動の報告をしたりする人も多く、活動の場はさまざまにあります。

国会議員の場合

国会での議論は、東京都千代田区永田町にある国会議事堂で行われます。
国会議事堂の正面からみて左側が衆議院、右側が参議院の建物です。委員会が開かれる委員会室や本会議が行われる本会議場も国会議事堂の中にあります。
また、国会議事堂の近くにある議員会館には、各議院に属する国会議員の事務室が設けられているほか、自分の選挙区内には自分の名前をつけた事務所をもっています。
そのほか、自分が所属する政党本部での活動もあります。会期中であれば、国会議事堂で委員会や本会議を行うほか、政党本部での政策勉強会に参加したり、議員会館の事務室で審議に向けて資料を準備したり、自分の事務所でさまざまな団体と意見交換を行ったり、支援者との会合に参加したりと国会を中心としながらもさまざまな場所での活動を行っています。
なかには、毎朝、駅前など街頭に立って自分の政策を伝えたり、人々の意見を聞いたりすることを日課にしている議員もいます。
ちなみに、選挙区が東京23区外で国会議事堂への通勤が難しい場合、国会中は各議院がもつ議員宿舎に寝泊まりをして、そこから国会議事堂へ通う議員もいます。

国会が開かれていない期間は、自分の選挙区を舞台に政治活動をする人が多いようです。地元の団体などさまざまな人たちとの交流を通じて、意見を聞いたり、抱える問題を把握したりして、法案作りの検討などに生かしていきます。そのほか、抱えている議案のために勉強会に出席したり、国内外へ視察に行ったり、自分が所属している政党の研修に参加したり、さまざまな場所を飛び回って休みなく活動をしている人が多くいます。

地方議会議員・首長の場合

地方議会議員は地域に根差した活動がメインとなるため、基本的には自身の地域で働いています。
本会議は本会議場、委員会は委員会室で行います。これらの施設は県庁や市役所など、主にその地域の行政事務を行う庁舎に設けられています。平日は議会に出席し、土日は地域活動として住民や団体に会ったりイベントに参加したりして、人々の声に耳を傾けることに時間を割いています。
そのほかにも、審議に向けて資料を作ったり、講師や専門家を招いて勉強会をしたり、視察に出かけたりと休みなく働いている人が多いようです。
首長は、本会議に出席することはもちろん、庁舎にある知事室や市長室などで来客の対応をするほか、式典などのイベントや交流会に参加したり、視察をしたりと地方自治体の長として活動をしています。

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