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不動産鑑定士の必要な試験と資格は?

不動産鑑定士の必要な試験と資格は?

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不動産鑑定士の資格試験は、国土交通省土地鑑定委員会が実施しています。受験資格に制限はなく、年齢や学歴に関係なく誰でも受験できます。短答式試験(マークシート方式)が行われるのは例年5月中旬で、この試験に合格した人および短答式試験の免除者は7月下旬~8月上旬に実施される論文式試験を受験できます。合格発表が行われるのは10月中旬。2015年度の論文式試験の合格者数は100名で、内訳は男性88%、女性12%、そして合格率は14.2%でした。

詳細

試験内容は、マークシート方式と論文方式に分かれています。

短答式試験(マークシート方式)

短答式試験では不動産に関する行政法規(40問/120分)、不動産の鑑定評価に関する理論(40問/120分)が問われます。出題形式は五肢択一のマークシート方式で、おおよそ70%の正解率を基準に、土地鑑定委員会が相当と決めた得点以上で合格となります。ただし総合点が基準をクリアし、さらに科目ごとに一定以上の得点が必要です。2015年度の合格率は30.6%(科目別に設定された必要最低得点比率を満たさない者は除く)でした。短答式試験に合格した人は、合格発表の日から起算して2年を経過する日までに行われる短答式試験が免除されます(翌年以降の受験申込時に免除申請が必要)。

論文式試験

論文式試験は3日間にわたって行われます。1日目は民法と経済学、2日目は会計学と不動産の鑑定評価に関する理論(論文問題)、3日目は不動産の鑑定評価に関する理論(論文問題)と不動産の鑑定評価に関する理論(演習問題)の試験が実施されます。出題数は各2問(演習問題のみ1問)で、試験時間は各120分です。おおよそ60%の正解率を基準に、土地鑑定委員会が相当と決めた得点以上で合格となります。ただし総合点が基準をクリアし、さらに科目ごとに一定以上の得点が必要です。2015年度の合格率は14.2%(科目別に設定された必要最低得点比率を満たさない者は除く)でした。

実務修習の修了考査

実務修習の期間は、1年・2年・3年コースの中から選択できます(2017年から3年コースは撤廃される見通し)。その内容は講義、基本演習、実地演習となっており、これらの受講を終えた後に、論文式の筆記試験と口頭試問を受けます。これを修了考査と言います。2015年度の合格率は91.9%でした。修了考査を受験して実務修習の修了が認められなかった場合は、指定された案件を再履修して単元の認定を受けた後、改めて修了考査を受験します。

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