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建築士

建築士

建築物の設計・デザインから施工監理まで

一般住宅や店舗やオフィスなどの建築物の企画、設計、見積もり、施工管理などに携わる仕事。建築予定地の調査をし、顧客の要望に沿う建築の設計と積算を行う。また、建築工事の管理、建築許可や道路の使用許可などの法規に基づく官庁への手続きや届け出もする。

建築士のやりがい

何もないところから何十年と使われ続ける建物を造るため、建築士はあらゆることを想定して設計をしていきます。建物が建つ都市への影響、利用する人の快適さ、デザインの美しさなど、幅広い視野で考えて設計していくことはとても大変なことです。ですが、自分のアイデアによって依頼主の夢を形にしていき、建物を完成させることは、その苦労が吹き飛ぶほどのよろこびや達成感があります。何より、「造ること、設計することが楽しい」という気持ちが原動力になっていることが多いようです。

建築士の就職先・働く場所

建築設計事務所、建設会社、ハウスメーカーなどの建築系の就職先だけでなく、インテリアデザイン事務所、店舗企画、家具メーカーなどの空間デザインに特化した企業で働くなど、建築士として活躍する場所は多岐にわたり、働き方や給与・待遇面もさまざまです。また、事務所や企業に属するのではなく、自分の建築設計事務所を開いて仕事をする人もいます。そのほか、公務員として自治体の都市開発や建築部門で働く道もあります。就職をする時には、自分がどんな形で建築・設計に携わりたいのかを考えて選ぶといいでしょう。

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建築士の年収・給料・収入

一級建築士の平均年収は約645万円、毎月の平均給与は42万2000円です(平均年齢:49.7歳)。二級建築士よりも手掛けられる幅が広いこともあり、一級建築士のほうが給与は高い傾向にあります。ただ、大手のゼネコンから小規模の建築設計事務所まで、働く環境もさまざまなので、給与額にも幅があります。大手ゼネコンなどの大企業のほうが給与や待遇はいい傾向にあり、建築設計事務所では特に経験の浅いうちはそれほど多くの給与は見込めないと思ったほうがいいでしょう。また、景気に影響を受けやすい仕事でもあるので、その時々の世の中の動きによっても給与に変動が出る可能性があります。

建築士の将来の展望

人口の減少などによって、今後は一戸建てをはじめとした住宅の需要自体が減っていくことが予想されています。しかし、高齢化社会や環境問題への取り組み、街・都市の再建、地震などの災害時に発生する被害を最小化する減災への対応など、社会のニーズの多様化によって建築士が活躍する場は広がっていると言えます。今後は、住宅などの建築物に限らず、街や都市全体を造る役割として建築士の社会貢献がいっそう期待されています。

建築士になるには

建築士になるには、国家試験に合格し、国家資格を取得する必要があります。高校・大学・短大・専門学校などの土木科を卒業した場合は、二級建築士や木造建築士の資格試験を受けるために数年間の実務経験が必要となりますが、大学・短大・専門学校などの建築学科を卒業すれば、実務経験なしに試験を受けることができます。さらに、一級建築士を目指す場合には、多くの人が建築設計事務所や建設会社などに勤めながら実務経験を積み、資格試験を受けています。

建築士の適性・求められる力

空間をデザインするうえでのクリエイティブな力をはじめ、依頼主の要望をくみ取って形にしていく提案力、また依頼主に「この人に建ててほしい」と選んでもらえるよう、自分の案を魅力的に伝える力も必要です。また、より良い建築物を造るためには、その建物や空間を利用する人の目線で考え、使いやすさや居心地のよさを見据えた、心のこもった提案も大切となります。さらに、建築だけでなく、さまざまな分野への興味をもつことで新しいデザインやアイデアが生まれるきっかけとなり、人々から愛される建築物を造ることにつながっていくでしょう。

建築士の学校の選び方

学校の種類としては、大学・短大・専門学校がありますが、建築学科か土木科かによって学ぶ内容や資格試験を受けられるタイミングに違いがあります。建築学科では、設計・製図の実習を中心に、建築史や都市計画などを学ぶことができます。一方、土木科では、道路や空港、ダムなど土木に特化した内容について実験を交えて学んでいきます。早く二級建築士や木造建築士の資格試験を受けたいなら、学校卒業後に実務経験を積むことなく試験を受けることができる建築学科を選ぶほうがおすすめです。

一級建築士<国>

住宅や高層ビル、街づくりに貢献する国家資格。独立する人も多い

住宅や街づくりの第一人者になりえるクリエイティブな資格のため、難関ながら安定した人気を誇る国家資格。地盤、工法、材料など、建築に関する深く、幅広い知識を駆使してあらゆる建築物の設計と工事監理、建築確認申請、調査鑑定などの業務を行う。学科の試験は「計画」、「環境・設備」、「法規」、「構造」、「施工」の5科目。学科の試験の合格者のみが次の設計製図の試験を受けることができる。

一級建築士<国>の就職先

住宅・建築関連企業に就職し、高度な知識を持つ建築技術者としてリーダーシップを発揮できる。高度な専門知識・技術は高く評価されており、給与面での待遇アップも期待される。また資格取得後、独立して建築業の会社を設立する人もめずらしくない。

一級建築士<国>をとるには

一級建築士<国>の受験資格

学歴に応じた実務経験が必要。たとえば、建築または土木学科の4年生大学卒業者であれば2年以上。

一級建築士<国>の合格率・難易度

合格率
19.0%(学科)、40.8%(製図)、12.7%(総合)
※2013年度

資格団体

(財)建築技術教育普及センター
電話:03-5524-3105
URL:http://www.jaeic.jp/
二級建築士<国>

新築の建設から診断業務など、住宅関連の仕事を幅広く請け負う

延べ面積500平方メートル以下の建築物の設計、工事監理等の業務を行う国家資格。最近は新築住宅の建設だけでなく、欠陥住宅を防止する住宅診断業務などを請け負うことも多い。国家資格である建築士は業務範囲によって、一級建築士、二級建築士、木造建築士の3つに分けられる。一級が国土交通大臣の認定を受けるのに対し、二級は都道府県の免許。受験者の多くが建築関連の仕事に従事しながら取得しているのも大きな特徴だ。

二級建築士<国>の就職先

大手建築会社をはじめ工務店・建築士事務所など建築関係の企業で働く人が多い。また不動産業でもニーズは高い。

二級建築士<国>をとるには

二級建築士<国>の受験資格

大学・高等専門学校などの建築学科を卒業した者、高校の建築・土木学科を卒業し、建築実務経験3年以上の者などがある。

二級建築士<国>の合格率・難易度

合格率
28.3%(学科)、53.0%(製図)、19.5%(総合)
※2013年度

資格団体

(財)建築技術教育普及センター
電話:03-5524-3105
URL:http://www.jaeic.jp/
木造建築士<国>

設計から工事監理までを管理・監督する木造建築の国家資格

一般住宅など木造建築を専門に設計・建築するスペシャリスト。設計および工事管理業務を行い、木造建築物の品質を守るのが主な仕事内容だ。一・二級建築士と異なるのは業務範囲が1階または2階建て延べ面積300平方メートル以下の木造建築に限られている点。試験は建築計画や建築法規など4科目からなる「学科の試験」と「設計製図の試験」がある。二級建築士との併願も可能。

木造建築士<国>の就職先

大工として技能業務に従事したり、建築関連の企業で現場にくわしい社員として力を発揮することもできる。いわゆる「手に職がある」ため、独立する者も多い。

木造建築士<国>をとるには

木造建築士<国>の受験資格

大学・高等専門学校などの建築学科を卒業した者、高校の建築・土木学科を卒業し、建築実務経験3年以上の者などがある。

木造建築士<国>の合格率・難易度

合格率
47.5%(学科)、58.6%(製図)、28.7%(総合)
※2013年度

資格団体

(財)建築技術教育普及センター
電話:03-5524-3105
URL:http://www.jaeic.jp/
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