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図書館司書に求められる人物は?適性を知る

図書館司書に求められる人物は?適性を知る

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司書として幅広い業務に携わりたいのであれば、本の分類や情報管理に関する「図書館学」を学んでいることは必須条件。さらに、日々の業務の中で「本」と「人」と深く向き合うことになるため、「本が好き」「人と接することが好き」という人でないと、続かない仕事であるとも言えるでしょう。また、ルールを決めて物を分類することや整理整頓が得意な人、知的好奇心が旺盛な人、サービス精神が旺盛な人、1つの作業に集中して取り組める人も司書に向いています。
最近ではカウンター業務でコンピュータを使うことが当たり前になっていますので、基本的なパソコン操作のスキルも身につけておく必要があります。大学図書館や研究機関に勤める場合は、英語をはじめとした語学力を問われることが多くなります。

読書が好き

本の管理に役立つ「図書館学」を学んでいることに加え、普段から読書の習慣があり、世の中にはどんな本があるのかをよく知っていることが必要です。
司書の重要な仕事に「レファレンスサービス」がありますが、このサービスレベルを上げるためには、どの本にどんな情報が載っているかを司書がある程度頭の中に入れておくことが重要になってきます。
また、司書がよく受ける質問に「何かおもしろい本ないですか?」というものがありますが、これも自身が読んでいておもしろいとおすすめできるものがないと、返答のしようがありません。
公共図書館は子どもからお年寄りまでが利用しますので、絵本・小説・実用書・専門書とさまざまなジャンルに精通していることも大切です。その知識は、図書館で購入する本を決める「選書」にも役立ちます。

人と接することが好き

本の貸出や返却対応、レファレンスサービスなど、カウンター業務の多くは利用者さんとのコミュニケーションです。レファレンスにおいては相手がどんな情報を求めているのかを正しく把握するためのヒアリング力が不可欠ですし、司書と話をすることを目的に図書館を訪れる人もいるなど、利用者さんとの会話を楽しめるかどうかがこの仕事を楽しめるかどうかのカギになります。

子どもが好き

読み聞かせイベントがある公共図書館、学校図書館に勤務する場合は、子どもが好きであることも大切な要素になります。特に学校図書館の場合は、利用者は基本的に子どもだけになるため、子どもとの会話や子どもの成長を見守ることに楽しさを感じられる人が向いているでしょう。

サービス精神

司書は黙々とデスクワークや整理整頓をするイメージが強いかもしれませんが、仕事のメインは利用者さんが求める情報やサービスを提供することであり、どちらかというと「接客業」に近いかもしれません。
会話の中から相手が求めていることを引き出し、それを達成するにはどうしたらいいかを考えて行動できることが大切になるため、「相手の役に立ちたい」「相手によろこんでほしい」というサービス精神が旺盛な人にぴったりの仕事です。
また、カウンター業務での司書の対応は図書館の印象そのものを左右しますので、人当たりの良さや、明るく大きな声でハキハキと話ができることも大切です。

知的好奇心、探究心が強い

司書は利用者さんからあらゆる質問をされることになります。「夕食を考えるのに鶏肉を使った簡単でおいしいレシピを探しているんだけれど、何かいい本ない?」といったような日常的な話題から、「研究に必要な気象データを探している。日本語ではなくフランス語で書かれた資料はあるか?」など専門的な領域まで、そのふり幅は本当に広く、想像もしていなかった質問を受けることもあります。すぐに回答ができない場合は、検索システムや自身の足を駆使して利用者が求めている情報にたどり着くための道筋を探るのですが、その過程やレファレンス経験を積むほどに自分の知識が広がっていくことを楽しめる人は、司書に向いている人だと言えます。

多趣味である

本とは関係のないことや、自分が興味のないことにもアンテナを張っておけると、レファレンスの際に役立つ知識の引き出しを広げることができます。そのことから、多趣味である人は司書に向いていると言われます。1つのことを深く探究する姿勢と同時に、広い視野や、未知の世界にも足を踏み入れる勇気も大切になるということです。

整理整頓が得意

利用者が目的の本をスムーズにみつけられるよう、決められたルールにのっとって本や書棚を正しく整理整頓する「書架整理」は、1日に何回も行うことになる司書の日常業務です。普段から身の回りの物を定位置に片付ける習慣が身についている人は、この書架整理にも力を発揮することができるでしょう。

体力

司書の仕事はカウンターに座っているだけではありません。配架や書架整理、またレファレンスの際に重い本をもって図書館の中を歩き回るため、それなりの体力も求められます。

道徳観や倫理観、正義感が強い

残念ながら、図書館の利用者の中には、私語厳禁にもかかわらずおしゃべりをする人、本を乱暴に扱う人、飲食禁止なのに食べたり飲んだりする人など、ルールが守れない人もたくさんいます。そういった人に注意をし、理解してもらえるよう促すことも、司書の担うべき役割になります。誰にとっても平等で快適な図書館空間を守るためには、言いにくいこともはっきりと言える姿勢も必要になります。

基本的なパソコンスキルと語学力

コンピュータを使った処理業務や資料作成が日常的に発生するため、基本的なパソコン操作や、Word(ワード)、Excel(エクセル)PowerPoint(パワーポイント)などのパソコンソフトを使いこなせることも必須のスキルになりつつあります。
また、多言語の研究資料を扱い、外国人の利用者も多い大学図書館などでは、「専門書を読み解ける」「外国語でのレファレンスや応対ができる」レベルの語学力が求められる場合があります。募集要項を見ると「日常会話レベル以上の英語力を有する方」と記載されているなど英語に関する条件が多いですが、さらにそのほかの言語も修得していれば、採用の際に有利に働く可能性があります。

全国どこででも働く覚悟

正規職員の司書を目指すのであれば、全国どこででも働く覚悟も必要になります。
というのも、司書という職種は毎年必ず一定数の募集がかけられるわけではなく、欠員補充のような考え方で不定期に行われることが普通であるためです。募集があったとしても、1名~若干名とその数はかなり限られており、狭き門であることは間違いありません。
そのため、「正規職員の司書になりたい」という気持ちが強い場合は、募集がある場所へ自分が出向いていくという姿勢が、夢の実現につながります。
また、求人情報は日本図書館協会のホームページなど各種情報サイトでもチェックすることができるので、こまめな情報収集が大切です。

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