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看護師

患者の心身のケアに、医師の診療・治療介助。医療を最前線でサポート
病院や診療所で、医師の指示に従って診察や治療の補助を行い、患者さんの症状を正確に把握し適切な看護をする。最近では、医療の専門分化に伴い職務も専門化してきている。看護は技術に加えてメンタルな部分も多く求められている。
看護師
看護師<国>

看護師

医療の第一線を支える重要な役割。保健・医療・福祉分野で活躍する
看護師の主な仕事は、医師の指示に基づき、診療の補助をしたり、患者の療養上の世話を行うこと。高度化・専門化する医療体制のなかで、患者と医療スタッフ間のコミュニケーションを円滑にし、患者の心のケアにあたるといった重要な役割も担っている。資格取得には看護学校などで学んだ後、看護師国家試験に合格する必要がある。学校では熱心な指導が行われるため、試験の合格率は高く、取得後の就職率も高い。
全国のオススメの学校
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今回話を聞いたのは
看護師の岡田千夏さん
岡田千夏さんのプロフィール
腎臓内科病棟・人工透析外来・精神科/心療内科病棟・介護施設等勤務を経て、現在はライフワークバランスに合わせて、地域にお住まい・お勤めの方のためのニーズに応じた地域医療に貢献する皮膚科クリニックで7年目。看護師長としてスタッフへの教育を通して看護レベルを底上げしたり、クリニック全体の動きを意識することで、地域の患者さんの生活の質の向上に携わることができる環境に感謝とやりがいを感じ、そこから学び自分らしい生き方を追求している。(取材協力・監修/2020年9月3日更新)

看護師の学校の選び方

POINT
看護師になるための学校選びでは、看護師国家試験の受験資格が得られる学校(文部科学大臣指定の学校もしくは厚生労働大臣指定の看護師養成所)を選ぶことがポイントとなります。学校は4年制大学、3年制の短大、専門学校があり、学ぶ期間だけではなく、授業内容などさまざまな面で違いがあります。それぞれの学校の特色とメリットを理解し、さらには「学校卒業後、看護師としてどのように活躍していきたいか」をイメージしたうえで、自分に合う学校を選ぶことが大切です。

看護師に求められる人物は?適性を知る

POINT
看護師に求められる適性として、「体力と精神的なタフさ」「どんなときでも冷静に対応できる力」「コミュニケーション力や協調性」「新しい知識を学ぼうという向上心」「オン(仕事)とオフ(プライベート)をうまく切り替えられること」の5つがあります。看護師は患者さんの命を預かるという責任が重い仕事で、ハードな業務をこなさなければならないため、「体力と精神的なタフさ」は不可欠です。さらには患者さんの緊急事態にも直面するので、なにがあっても感情に流されることなく、「冷静に対応できる力」が適性として重要になります。また、患者さんやそのご家族とのかかわりや、医師や看護師の同僚・先輩、リハビリスタッフなどとの連携が欠かせない仕事なので、「コミュニケーション力や協調性」が必要です。このほか、日進月歩で進歩し続ける医療・看護の世界で働く者として「新しい知識を学ぼうという向上心」や、人の命に向き合う日々で緊張感やストレスは避けられないので「オン(仕事)とオフ(プライベート)をうまく切り替えられる」などの自己コントロール力も、看護師の仕事を長く続けるうえで求められる資質です。

看護師の必要な試験と資格は?

POINT
厚生労働省の発表によると、看護師になるための看護師国家試験の合格率は90%前後で推移しており、しっかりと対策をすれば試験の難易度は高くないと言えるでしょう。特に新卒者の合格率は既卒者より高く、2022年に実施された第111回看護師国家試験の合格率は96.5%です。このことからも、看護師養成課程で卒業までしっかり勉学に励めば、看護師になること自体の難易度は高くないです。

看護師を目指せる学校の学費(初年度納入金)

POINT
大学・短大
初年度納入金
67万 4000円
 ~ 591万 5000円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
専門学校
初年度納入金
46万円
 ~ 192万円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
※ 
記載されている金額は、入学した年に支払う学費(初年度納入金)です。また、その学費(初年度納入金)情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費(初年度納入金)を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。
看護師の仕事内容

看護師の仕事内容

看護師の仕事内容は働く場所によって異なりますが、医師の診察や検査、治療がスムーズに進むよう診療を補助したり、病人やけが人、妊産婦の療養上の世話をするのが主な仕事です。医師の指示の下、採血や注射、各種処置、医療機器の管理などの医療行為を行う場合もあります。24時間看護を行う病院では夜勤も発生し、多くが2交代制もしくは3交代制のシフト勤務であることから看護師は不規則な生活になりがちといわれていますが、夜勤のないクリニックや診療所勤務、ほぼ決まった仕事内容・時間帯で働く派遣やパート勤務などといった働き方をすることも可能。このように職場や働き方の選択肢が多いのも、看護師の特徴といえるでしょう。

看護師の気になる?年収・給料・収入

POINT
厚生労働省が行った「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均給与は約34万円、平均年収は約498万円です。全職種の平均給与が約33万円、平均年収が約489万円となっていることと比較すると、看護師の給料は高いと言えるでしょう。多くの看護師の給与形態が「基本給+夜勤手当+時間外(残業)手当+各種手当」となっており、支給額に対し「夜勤手当」が占める比重が大きいことが、他職種ではあまり見られない大きな特徴になります。

看護師の就職先・活躍できる場所は?

POINT
看護師の主な就職先は病院やクリニック(診療所)ですが、近年では高齢化の進行に伴い、老人ホームや訪問介護サービス会社、訪問看護ステーションなど、介護の分野で働く看護師も増えています。このほか、保健所、保育園、児童福祉施設、リハビリセンター、企業の健康管理室など、看護師の活躍できる場は多岐にわたっています。
  • 児童福祉施設
  • 障害児関連施設
  • 病院
  • 保育園
  • 保健所
  • リハビリセンター
  • 老人福祉施設

看護師のズバリ!将来性は?

POINT
高齢社会が進行する日本では看護師の仕事の将来性は高く、病院や老人ホーム、訪問看護などを中心にニーズはますます伸びていくと予想されます。また、看護師は全国的に人材不足が続いているため、よほど条件にこだわらない限り、働き口に困るということはないでしょう。

看護師の先輩・内定者に聞いてみよう

看護師を育てる先生に聞いてみよう

看護師を目指す学生に聞いてみよう

看護師のやりがいを聞いてみよう

看護師のやりがいとしては、ケアした患者さんが元気になり感謝されることが大きく挙げられます。人の命を預かり、生死に向き合う現場で働く看護師の仕事は心身ともにハードで、大変なことや悲しいことにも直面しますが、その一方でやりがいを感じる機会が多い仕事です。患者さんが元気になっていく様子を目の当たりにしたときや患者さんの笑顔に接したとき、退院する患者さんから感謝の言葉をかけてもらうときのよろこびは格別なものがあるでしょう。また、他の医療専門職と連携して患者さんの治療にあたるので、チームで何かを成し遂げるという充実感が得られることも看護師の仕事の大きなやりがいです

看護師の志望動機を教えて!

先輩たちが看護師を目指したきっかけは「人の命を守り、多くの人の役に立つことができる」「看護師は“手に職”仕事として結婚・出産後も長く続けられる」など人ぞれぞれですが、多く聞かれるのは、「自分(または家族)が入院した際に対応してくれた看護師さんのようになりたくて」という声です。「自分がしてもらってうれしかったことを、今度は誰かにしてあげたい」というモチベーションをもって働く先輩がたくさんいます。
もっと詳しく調べてみよう

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看護師の1日のスケジュール

COLUMN
看護師の1日のスケジュールはどんな流れなのでしょうか。病棟のある病院では、シフト制勤務になっているところがほとんどなので、ここでは日勤と夜勤のタイムスケジュールを紹介します。

看護師の1年目はどうだった?

COLUMN
病院に就職して1年めの新人看護師は、どのように過ごすのでしょうか。多くの病院で導入されている「プリセプター制度」という教育プログラムの内容や、一般的な研修スケジュールを概要について、先輩看護師の実例を交えて紹介します。

看護師のキャリアパス

COLUMN
看護師のキャリアステップは一つの病院のなかで専門性を高めながらキャリアアップしていくパターンのほか、老人ホームなど介護施設で働いたり、日本を飛び出して開発途上国で現地の人々の医療に携わるなど、さまざまな道が開かれています。看護師は国家資格を取得して人の生命と生活を支えるという専門職とあって、どこでも必要とされ、どこでも働ける仕事なので、自分の進みたい分野や専門としたい分野をみつけてキャリアを重ねていくことが可能です。

看護師の20年後、30年後はどうなる?

COLUMN
20年後、30年後の看護師の仕事はどうなるのでしょうか。医療業界にさまざまな影響を与えているAI技術のさらなる発達が、看護師の業務にどのようなメリットをもたらすのか解説します。

看護師の休日の過ごし方

COLUMN
看護師は日勤や夜勤という変則的なスケジュールで勤務する仕事ですが、休日はどんなふうに過ごしているのでしょうか。まとまったお休みはとれるものなのか、休日を快適に過ごすための工夫など看護師に聞いてみました。

看護師になるために今から役立つ経験

COLUMN
看護師になるにはどんな経験が役立つのでしょうか。高校生の間にできることは限られているかもしれませんが、勉強や部活など、学校生活のなかで頑張った経験を通して役立ってくれることがたくさんあります。どんな経験がどう生きていくのか、詳しく解説しましょう。

看護師になるための勉強時間・やり方

COLUMN
看護師になるにはどんな勉強が必要でしょうか。看護師になるには、看護師資格を得るために看護師国家試験の勉強をする必要があります。試験には「基礎看護学」や「健康支援と社会保障制度」などが出題されるため対策が欠かせません。自分の勉強方法をなるべく早く確立しておくことが大切なので、高校生のときに心がけておきたいことや大学入学後の勉強の方法、看護師国家試験合格のための受験勉強にも役立つことを紹介します。

看護師が仕事に就くとき悩んだことは?

COLUMN
看護師が仕事に就く時にはどのようなことに悩むのでしょうか。ある看護師の体験談をご紹介しますので、どんなことに悩み、どのように解決したのか、就職先の病院を選ぶ際の注意点など、参考にしてください。

看護師と似ている仕事との違いは?

COLUMN
病気やけがで苦しむ人たちに寄り添い、健康を守るためのケアをしたり、日常生活のサポートをする看護師という仕事には、いくつもの似ている職業があります。保健師、助産師、准看護師、介護士といった、医療・保健・福祉にかかわる職業です。それぞれの職種が看護師と何が違うのか、概要を説明します。

看護師の楽しいことと大変なこと

COLUMN
看護師は人の命にかかわるという責任の重い職務であるうえ、夜勤があるなど精神的にも体力的にもハードな仕事です。そんな看護師にとって、楽しいと感じること、つらいことと感じること、またつらいことをどう乗り越えてきたのか、看護師の体験談をもとに紹介します。
全国のオススメの学校
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看護師<国>の就職先

看護師<国>の就職先

病院や診療所などの医療機関が主な活動場所。最近では、高齢社会における在宅での看護ニーズが高まり、訪問看護ステーションや地域の保健福祉関連施設などでも、看護師の専門的な知識や経験が求められるようになっている。
看護師をとるには

看護師<国>をとるには

看護師<国>の受験資格

看護師国家試験の受験資格は、文部科学大臣の指定した学校において3年以上、看護師になるのに必要な学科を修めた者や、厚生労働大臣指定の看護師養成所を卒業した者など。

看護師<国>の合格率・難易度

合格率
90.8%
2023年2月実施標記試験(第112回)

資格団体

厚生労働省
電話:医政局 医事課 試験免許室03-5253-1111
URL:https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/
目指せる仕事・資格

看護師を目指せる資格

大学・短大

専門学校

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