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看護師の気になる?年収・給料・収入

看護師の気になる?年収・給料・収入

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「令和元年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)によると、男女計の平均給与は約33万円、年収で計算すると基本給で約483万円程度となっています。多くの看護師の給与形態が「基本給+夜勤手当+時間外(残業)手当+各種手当」になっており、支給額に対し「夜勤手当」が占める比重が大きいことが、他職種ではあまり見られない大きな特徴になります。額面だけを見ると「看護師は給料が高くていいな」と思うかもしれませんが、現場の看護師からは「仕事の大変さや責任を考えると、もっともらいたいというのが正直な気持ち」という声が多く聞かれます。ただ、給与形態や水準は勤務先によって変わるので、働く場所を探す際には給与面についても事前に確認するようにしましょう。

平均給与

33万4400円/月

平均年収

482万9100円
※平均年収の計算方法:きまって支給する現金給与額(33万4400円)×12カ月+年間賞与その他特別給与額(81万6300円) ※10人以上の規模の施設で働く看護師の給与月額男女合計(平均年齢:39.5歳、勤続年数:8.2年、所定内実労働時間数:154時間、超過実労働時間数:7時間)

勤務先や勤務スタイルによって、給料は大きく変わる

看護師は働く場所によって仕事内容や勤務スタイルに違いがあるのはもちろん、給与や待遇面にも差が出てきます。たとえ「病棟で働く、夜勤もある看護師」という同じ立場であっても、所属する病院の設立母体や規模などによって給与体系は異なります。

夜勤のあるなしが大きく影響

新卒の初任給を見ても、夜勤がある場合は各種手当が全支給額の1/4~1/5を占めるなど、看護師の給料は夜勤手当や時間外(残業)手当が全体の底上げをしてくれます。そのため、同年代の他職種の人と比べると給料が高くなる傾向にあります。手当の金額設定は病院によって違いがありますので、基本給とともに詳細をチェックしておきましょう。相場を知るには、大学・専門学校の先生や先輩など、現場を知っている身近な人に話を聞いてみるのも参考になるかもしれません。

大卒or専門学校卒で基本給に違いが

大学を卒業しても専門学校を卒業しても、国家試験に合格すれば同じように「看護師資格」を得ることはできますし、現場に出てからの仕事内容に差が出ることもまずありません。しかし給料を見てみると、大学卒の看護師のほうが専門学校卒の看護師よりも基本給が少し高い傾向にあります。長く働くほどに生涯年収に差が出てくるので、進学先に迷った際は、この点も判断材料の1つにしてみてもいいでしょう。

出典

令和元年賃金構造基本統計調査(厚生労働省、2020年3月31日公表)

取材協力・監修

岡田千夏※2020年9月3日更新

腎臓内科病棟・人工透析外来・精神科/心療内科病棟・介護施設等勤務を経て、現在はライフワークバランスに合わせて、地域にお住まい・お勤めの方のためのニーズに応じた地域医療に貢献する皮膚科クリニックで7年目。看護師長としてスタッフへの教育を通して看護レベルを底上げしたり、クリニック全体の動きを意識することで、地域の患者さんの生活の質の向上に携わることができる環境に感謝とやりがいを感じ、そこから学び自分らしい生き方を追求している。

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