• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • 調理・栄養・製菓
  • ソムリエ
  • 求められる人物は?適性を知る
ソムリエに求められる人物は?適性を知る

ソムリエに求められる人物は?適性を知る

全国のオススメの学校

長い歴史があり、知識の範囲も広いワインに精通するには、ワインに対する高い関心が必要です。ワインの名前を覚えるだけでなく、ワインの的確な品質の見極めと、味わいの言語化ができることが求められます。
お客さまと信頼関係を築き、もう一度来店したいと思ってもらうこともソムリエの大事な仕事です。人当たりのよい雰囲気を出しながら接客できるサービス精神がソムリエには求められます。そしてソムリエには向上心も必要です。
上位資格を目指して勉強を続ける、あるいは食の知識、サービス技術やテイスティング能力の向上などを追い求めるといった努力の積み重ねが、ソムリエをより高いポジションまで押し上げるでしょう。ワインの名前を覚えるだけでなく、ワインの的確な品質の見極めと、味わいの言語化ができることが求められます。

ワインへの興味

ワインには長い歴史があり、世界各国に膨大な数のブランドがあります。産地ごとに味わいや香りが異なり、出来の良い年もあれば、不出来の年もあります。ワインに対する関心が低いと、こうした広範な知識を身につけることは難しくなります。

また世界の食生活や生活スタイルに敏感でいることも大切です。日ごろから時事ニュースをチェックして、政治経済にも目を向けましょう。ワインの流通や価格などに反映することができます。

サービス精神

ソムリエは、店にきたお客さまと信頼関係を築き、もう一度来店したいと思ってもらう必要があります。そのお客さまがさらに別のお客さまを招き、あるいは口コミやツイッターなどのSNSを利用して評判を広めることで店は繁盛するからです。人当たりのよい雰囲気を出しながらきちんと接客できる、豊かなサービス精神がソムリエには必要です。
笑顔でいて品があり、華があることも大切ですので、立ち振る舞いや身だしなみにも気を遣うことが欠かせません。

向上心

ソムリエは、資格を取得して終わりではありません。例えば、日本ソムリエ協会(JSA)は、ソムリエの上位資格として「シニアソムリエ」、最上位の称号として「マスターソムリエ」を設定しています。このうちマスターソムリエは、20年以上のソムリエ経験とシニアソムリエの資格を持ち、さらにマスターソムリエ認定委員会によって全会一致で認定された人だけに与えられる名誉称号です。ソムリエひと筋に人生を歩んでも、取得までに20年以上かかる超難関といえます。
このような資格を抜きに考えても、ソムリエには飽くなき向上心が必要です。ワインの探求はもちろん、食へのこだわり、サービス技術やテイスティング能力の向上などを日常的に追い求めていく必要があります。
こうした努力の積み重ねが、ソムリエを“マスター”と呼ばれる位置まで押し上げるのです。

取材協力・監修

熊谷真由美※2020年8月31日更新

JSA認定ソムリエ 料理研究家 フランスチーズ鑑評騎士。料理教室とお菓子教室ラクレムデクレム新浦安(東京ベイ)主宰。パリの料理製菓専門学校ル・コルドン・ブルーにて最高免状を取得後、フィリップ・コンティチーニ氏のパリのミシュラン星付きレストランで修業し、帰国後、恵比寿のシャトーレストラン《タイユバン・ロブション》で研鑽を積む。独立後、家庭でも食文化を通じて、楽しい美味しい時間を過ごすフランス流のおもてなしを提案。1999年にワインとチーズのマリアージュの講座を先駆けで作った。著書に『ワインとチーズを楽しむ生活』(河出書房新社)がある。

関連する仕事・資格・学問もチェックしよう

関連する仕事の求められる人物・適性もチェックしよう

ソムリエを目指せる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT