これまでにない画期的な試みに チャレンジしながら
理論と実践を かねそなえた
新時代の 福祉のスペシャリストを育てます。
積み重ねた伝統を基盤に、 新時代に即応する人材育成を開始
1903年(明治36年)、「時代に即応する新しい女性の育成」を建学の精神に掲げて静岡精華学園が創立されてから、わが校は100周年を迎えました。この間、社会経済環境は激変し、私学教育を取り巻く環境も著しく変化しています。これからは、県下屈指の伝統校という歴史を踏まえた上で、温故知新…先人の知恵に学びつつ新しい時代にどう対応していくかを考えるのが、私たち伝統ある学校の進む道だと考えています。
積み重ねられた歴史、伝統、卒業生の実績というのは私たちの宝です。その一方、伝統があるということは、つい古い習慣に囚われたり、方向転換するのに小回りが利きにくいという部分も出てきます。これまで女子校だった精華中学・高校を、2004年度から男女共学として静岡大成中学・高等学校と改め、教育内容も刷新してスタートを切るわけですが、これを決定する過程にも様々な議論がありました。しかし、これまで私どもが取り組んできた「時代に即応する人材の育成」という根本的な理念に変わりはありません。将来のあるべき姿を見据え、自信を持って進んでいきたいと考えています。
静岡県で待ち望まれていた、福祉を学べる4年制大学
2004年4月には、これまでの静岡福祉情報短期大学が、新たな4年制の静岡福祉大学として開学します。福祉に力を入れている静岡県でかねてより要望のあった「地元に、福祉が学べる4年制大学を」という声に応え、福祉と心の介護を学ぶ「福祉心理学科」と、福祉に関連した技術も学ぶ「福祉情報学科」を設置し、これからの社会で活躍できる福祉のスペシャリストを育てます。短大と違って4年間という時間があるわけですから、落ち着いて、しかも大人として広い意味での勉強ができるようになるでしょう。またさらに、静岡県内の私立大学では初めて、心理系の大学院の設置も構想中です。
全国でも画期的、学内に特別養護老人ホームを設置予定
本学では、教室での勉強だけではなく、直接、地域や福祉との関わりを体験し、卒業後はすぐ実践の場に対応できるような教育を行っていきます。具体的には、いろいろな地域の団体などに積極的に出かけ、ボランティア活動に参加するなど。これは短大の介護福祉学科で既に始めています。
また2005年4月には、学内にショートステイ・デイサービスなどにも対応する特別養護老人ホームを作ろうという構想が進んでいます。大学と附属病院というような関わり合いを持ち、学生に福祉現場での実践を日常的に体験してもらい、臨床実習やカウンセリング実習の強化を図ろうというものです。この実現は、学生にとって研究の
場になるだけではなく、利用される地域の方にとっても、老人ばかりの施設ではなく、常に若い学生と交流できる新しい介護施設の形になっていくのではないでしょうか。これは静岡県では初めて、全国でも画期的な試みです。
いずれは日本屈指の福祉大学へと成長していく気持ちを持ちながら、第一歩は足元を固めたい。まず、地域に貢献できるところから始め、県内の福祉を担う存在を目指します。
福祉の心を育てるのがこれからの私たちの使命
よく「戦後教育はおかしいのではないか」という議論がされますが、だからといって戦前がよかったかというと決してそうばかりではありません。ただ、確かに戦後は自由主義的なものが尊重され過ぎて、しつけなどといった背骨となるべき部分がないがしろになっている気がします。教室に教壇のない学校が増えているそうですね。教員と生徒は対等に、ということらしいですが、人間としては対等でも、物事を教える方と教わる方という違いがあり、決して対等のものではありません。だからこそ、教える方の責任は重大なのです。そのあたりを履き違えているから、先生や両親、そして人を敬うという気持ちがなくなってしまうのではないでしょうか。
福祉に携わる人間は、人の立場や気持ちを理解できる、もしくは理解しようと思える人間であってほしい。18歳でどこまで明確な目標があるかは分かりませんが、少しでもそういった気持ちを持った人に来てほしいし、そのような「福祉の心」を育てていくのも私たちの使命だと受けとめています。
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