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栃木県立足利工業高校

2001年6月号(第3号)
94ページ

●専門高校として先取り実施 就業体験(インターンシップ)「課題研究」

●インターンシップ(就業体験・2年生)

  • 直接足を運んで受け入れ先を確保
  • 打ち合わせから生徒を連れて

●課題研究(3年生)

●総括


●インターンシップ(就業体験・2年生)

直接足を運んで受け入れ先を確保

インターンシップを導入する際にまずぶつかる壁は、体験先をどう確保するかということだろう。足利工業高校の場合も、最初は市の商工会議所に依頼したが、予定(284人)の半分ほどしか集まらなかったという。結局、課題研究で生徒を受け入れてくれている企業も含めて教員が直接足を運んでお願いに回った。
最終的に確保した12年度の体験先は93事業所(うち企業88社)に上った。受け入れ人数は各1人から9人とさまざまだが、2、3人というところが多い。栃木県のインターンシップ推進事業の指定であると同時に、企業には無償で引き受けてもらっているという恵まれた環境だ。
自転車で通える範囲の事業所を選んでいるので原則的に交通費はかからないが、電車通勤が必要な場合には学校が負担する。保険(日本体育学校健康センター、産振中央会賠償保険)は全員加入とし、県予算で賄った。

■受け入れ先と作業内容(抜粋)

打ち合わせから生徒を連れて

インターンシップのねらいは、▽働くことの意義を理解する▽コミュニケーション能力を身につける▽進路意識を高揚する──の3点。
事業所を割り振る際には生徒の希望は聞かず、通勤距離などを考慮して担任会議で決めていった。
事業所数が多いため、教員全員が担当者となる。夏季休業中の実施であり、「当番表を作るのが大変。夏休みはほとんどなかったですよ」と機械科主任の山田睦郎先生は苦笑する。
まず7月末、実際に生徒を引率して事前に打ち合わせを行う。実際の実習は各事業所が指定した5日間に実施し、教員が分担して毎日巡回。生徒には実習日記をつけさせ、事業所の担当者に検印をもらう。
工業高校の生徒といっても初めての現場作業は辛いものであり、初日で逃げ出す生徒もいないわけではない。「もう2度と働きたくない」と率直な印象を漏らす生徒もいるが、5日間の実習を経ると「いい経験をした」「こういう仕事は自分に合っている(いない)」といった感想を口々に話す。「働くことが大変だということを実感できたのでは。将来につながる、いい経験をしたと思います」(山田先生)
また、なかなか企業と接する機会のない普通科の教員も、生徒同様に貴重な体験をしているという。
初年度は苦労した受け入れ先だが、2年目の今年も継続してくれるところが多く、5月段階で既に約100人分を確保しているという。
企業側にも「学校とのつながりができた」と好評で、就職活動とは一線を画しているものの「あの生徒が欲しい」といった声が早くも聞かれている。「やはり普段からのお付き合いが重要ですね」と、山田先生は話す。

■アンケート


  

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