2004年9月27日
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キャリア教育のいまがわかるオンタイム・オンラインマガジン
◆◆◆ キャリアガイダンス@メール ◆◆◆ ∞ No.35 ∞
*発行:株式会社リクルート「キャリアガイダンス」編集部
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【変化する社会、人――高校教育のあり方とは?】
いま、「働く価値観」は多様化しています。
キャリア教育・進路指導においても、変化し続ける生徒個人個人の「興味」
「能力」「価値観」を踏まえることが必要とされています。「キャリアガイダ
ンス@メール」では、いま社会で変化しつづけている「働く価値観」をめぐる
オピニオンや最新のキャリア教育に関するニュース等をタイムリーにお伝えし
ます。ぜひご指導のご参考にしてくださいますようお願い申し上げます。
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@教育関連ニュース&イベント@
▼今号のニュース
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●白書●働く意思のない「ニート」は52万人 労働経済白書
厚生労働省は9月10日、2004年版「労働経済白書」を発表した。そ
れによると、定職を持たないフリーターは03年で推計217万人と過去
最高に上ったほか、アルバイトやパートなどもせず全く働く意思がな
いとみられる無業者は、15〜34歳までの若年労働人口の中で52万人い
ると推計されている。
記事の全文はこちら→
http://www.career-g.net/mmag/040927/news1.html
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●教師●授業力高い教員に優遇措置 東京都
東京都教育委員会の「公立学校の『授業力』向上検討委員会」は9
月9日、教員の授業力向上のために「東京教師道場」(仮称)の設置
や授業力が特に高い教員に給与などの優遇を図ることなどを内容とす
る報告書をまとめた。
記事の全文はこちら→
http://www.career-g.net/mmag/040927/news2.html
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●教育施策●キャリア教育の充実で新規事業 文科省来年度予算案
文部科学省は8月31日、2005年度予算の概算要求を財務省に提出し
た。政府全体で取り組んでいる「若者自立・挑戦プラン」の一環とし
て、キャリア教育の充実やフリーター対策などの新規事業が盛り込ま
れている。
記事の全文はこちら→
http://www.career-g.net/mmag/040927/news3.html
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●体験活動●就業体験推進でモデル校指定 文科省
文部科学省は8月30日、学校教育における体験活動の充実を図る
「体験活動推進校事業」として、「体験活動推進地域・推進校」に全
国84地域の小学校から高校まで計622校(うち高校は85校)、「長期
宿泊体験推進校」に88校(うち高校は16校)を指定した。
記事の全文はこちら→
http://www.career-g.net/mmag/040927/news4.html
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●大学入試●センター5教科7科目、国立大93%に 来年度入試概要
文部科学省は8月24日、2005年度「国公立大学入試概要」を発表し
た。それによると、国立大学の92.8%が大学入試センター試験で5教
科7科目以上を課すことが分かった。国立大学で5教科7科目以上を
課すのは、前年度よりも5大学32学部増えて77大学335学部。また、
AO入試を実施するのは、国公立全体で38大学101学部となっており、
前年度より9大学15学部増加している。
記事の全文はこちら→
http://www.career-g.net/mmag/040927/news5.html
▼今号のイベント
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●イベント●
第5回『天職発見のためのキャリア・カウンセリング』
NPO法人日本心理カウンセリング協会が、自分の天職、適職がわ
からないで悩んでいる若者のためにカウンセリングを行う。まず天職
発見テストを受け、それをもとにカウンセリングしながら天職の診断
と助言を行うもの。期日は10月23日(土)・24日(日)。
記事の全文はこちら→
http://www.career-g.net/mmag/040927/news6.html
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●講座●
ソーシャル・スキル・トレーニング講座
高校生から20歳くらいまでの青少年を対象に、7〜8人程度のグル
ープワークを通じて対人関係能力を向上させる講座を広島市青少年総
合相談センターが開催。期日は11月6日(土)〜12月25日(土)。
記事の全文はこちら→
http://www.career-g.net/mmag/040927/news7.html
▼バックナンバーはこちら
http://www.career-g.net/mmag/index_news.html
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@最前線! 職業人インタビュー@ vol.17前編
年間5億円を売り上げる、浪速のカリスマ添乗員
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株式会社日本旅行 西日本営業本部課長
平田進也 氏
ひらた・しんや●1957年、奈良県生まれ。京都外国語大学在学時から、テレ
ビ番組『ラブアタック!』の名物“みじめアタッカー”として活躍。日本旅
行入社後も、素人ながら奇抜なキャラクターを生かして『合コン!合宿!解
放区』、『おはよう朝日です』、『探偵!ナイトスクープ』などのテレビ番
組に400回以上出演。豊富な旅行経験と巧みな話術やユニークな変身芸に熱
烈なファンも多く、「浪速のカリスマ添乗員」の異名をとる。ファンクラブ
の会員は1万2800人を数える。大手旅行会社では異例だが、ツアーの企画か
ら添乗まで一貫して担当し、「平田進也と行くツアー」は発売後、即売り切
れに。著書に『出る杭も5億稼げば打たれない!』(小学館)がある。
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※インタビュー:2004年8月12日
日本一「うるさい」お客さまを
徹底的に満足させたい
私は、旅行会社の営業担当者が売り上げる平均の5倍、年間5億円を稼がせ
てもらっているところから、「浪速のカリスマ添乗員」と呼んでいただいてい
ます。普段は、日本旅行という会社で、西日本営業本部販売部の課長、JR西
日本のシニア向け会員組織「ジパング倶楽部」の販売課長、当社の子ども向け
の会員組織「トムソーヤクラブ」の関西の事務局長という3つの肩書きで縦横
無尽に仕事をしています。というのも、いまは旅行市場が無尽蔵に広がってい
て、それを取り込むため。それで、自由に動けるポジションにしてもらいまし
た。いくら「カリスマ添乗員」と呼ばれていても、添乗は仕事の一部分に過ぎ
ません。旅行を売る仕事は、ツアーの企画から始まって、お客さまの募集、ツ
アーの添乗、精算まで一連の流れがあります。ところが、大手の旅行会社ほど、
効率化のために企画は企画だけ、添乗員は添乗だけ、という分業化が進んでい
る。私はいま、その分業化のひずみが来ていると思っています。というのも、
旅行も価格競争が行きつくところまで行って、分業化で作られた旅行が流し込
みの旅行になっているから。お客さまは安いほうがいいかもしれませんが、た
だ安いだけの流し込まれた旅行で、本当に満足されるのでしょうか。逆にお客
さまを裏切るだけだと私は思っています。
私のツアーは違います。お客さまは、旅行に非日常を求めて来られるのです。
「私たちを満足させてえな」という叫び声があり、そこに納得できたら金は出
す、というお客さまはいくらでもいます。ところが、旅行は品物ではありませ
んので、行ってみないといいか悪いかわからない。「行って悪かった」ではお
客さまはもうついて来ません。ですから、私はお客さまが絶対に納得し、満足
してもらえるツアーにこだわっているんです。たとえば、イカの活き造りで有
名な、佐賀県の呼子にイカを食べに行くツアーは、ただ現地のイカを食べるだ
けではありません。獲れたてのイカに、小樽からその日のために空輸した日本
一のウニをまぜる。それもミョウバンに漬けたウニではなく、味を保つために
海水に漬けて運びます。そこへ静岡から取り寄せた究極のワサビを、伊万里焼
のワサビおろしですりおろし、1本3000円する、日本の醤油発祥の地である和
歌山の湯浅醤油をかけるのです。
そこまでこだわった演出をして、非日常を求めておられるお客さまに「これ
だけのものを味わうために、大切なお金と時間を私に預けてくれませんか」と
ご案内するのです。すると、賛同されたお客さまは「あんたの言った通りや。
60年生きてきていろんなもん食べてきたけど、これ以上のモンはなかったわ。
今死んでもええわー」と感動して、ついてきてくださる。ファンクラブ1万28
00人は、その集大成、私の財産なのです。お金をかければできる、というわけ
でもありません。旅館に、よそからウニだワサビだと持ち込むのは普通は断ら
れますが、あんたなら仕方ないと快く受け入れてもらっています。また、お客
さまが集まるから大量仕入れができ、業者と交渉して安くしてもらいますが、
品質は絶対に落としません。熟年世代のお客さまは方々に旅行していて、お客
として見る、食べることのプロなんです。こっちは食べさせるほうのプロ。プ
ロ同士の闘いなのです。
私のツアーが食事中心のものが多いのは、自分自身、食べることと料理が趣
味ということもあります。入社して24年間、日本はもとより世界各地のうまい
ものを食べてきました。日本の名旅館といわれるところはたいてい泊まり歩い
て、厨房まで見せてもらう。それで料理の出し方、そのタイミング、器まで見
る。それと、私のツアーは旅行サークルなんです。お客さま同士が仲良くなっ
て顔見知りが集まる。宴会のときにお客さまの話を聞いて回ると、熟年の人は
淋しい毎日を送っている方も多くて、それをこの旅行で発散してもらえるんで
す。ツアーの宴会では、女装して「平田進子」と名乗っています。それも顧客
サービス。場を盛り上げるというのと、女性客に同性としてぶつかってみたら
面白いかもしれない、とやり始めました。違う人格になって、言うことも変え
ることができるんです。私はお客さまの目線でしか考えていません。お客さま
をちょっとでも欺いたら、しっぺ返しをくらいます。お客さまを幸せにしよう
と一生懸命にやると、後から利益は恐ろしいほどついてくる。それに気付いて
以来、第一に利益を求めず、お客さまの喜ぶ姿を考えるようにしました。それ
に大阪の中年女性は日本一厳しい。逆に、満足いただけたらこれだけ強い味方
はおりません。旅行会社は集客がいちばんキツいんですが、お客さまのほうか
ら「次ないの?」と聞いてくださいます。野菜や米まで送ってくれるんです。
後編に続く
▼この記事の全録版は10月12日キャリアガイダンス.netに掲載します
▼全録版バックナンバーはこちら
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@リレーエッセイ@
高校生がワカル、大人がカワル−11
『大学生の“力作”レポート事情』 精神科医 香山 リカ
「大学の先生をしていたら、8月はヒマでしょ?」とよく言われる。たしかに
授業は休みだが、学生の個別相談、ときには教員の個別相談まであって、それ
なりに忙しい。それに何より、大量のレポートを読んでの成績判定という“難
行”がある。私は試験ではなくてレポートにより評価を決める方針をガイダン
スで伝えているので、「テストはイヤ」という学生が集中しやすい。その結果、
履修学生の数も増え、概算しただけでも毎学期、1200通以上の“力作”を読む
ことになる。
ここで学生レポートを“力作”と言ったのは、半分本音、半分皮肉。本音の
部分から説明すれば、最近の学生は「丸うつし」をほとんどせず、以前のよう
に同じレポートを何通も読まされて、「いったいどれがオリジナルで、どれが
コピーか」と頭を悩ませることはなくなった。どの学生も一応、自分の頭で考
えたことを文字にしようとしている。その姿勢はすばらしい。
しかしその内容となると、残念ながらその意気込みほどはすばらしくないこ
とが多い。いちばん目につくのは、「っていうかぁ」「でしょ?」といった口
語体の乱発。「と考える今日のオレなのであった。それでは!」などテレビド
ラマのナレーション調のもの、メールさながらの絵文字のもの、授業への感想
なのかもしれないが「先生、本当に愛をありがとう」と感情のおもむくままに
書かれたようなものまでがあった。もし、これがレポートではなく手紙かエッ
セイのコンクールだったらさぞ力作ぞろいなのに……と、採点をしながらつい
思ってしまったほどのバラエティだ。
どうやら、どの授業でも状況はだいたい同じらしい。同僚の教員は、「まっ
たくなげかわしい」とため息をついていた。
私も「えっと、まず言いたいのは」などと書かれたレポートばかり読んでい
ると、たしかに疲れてはくる。では、非の打ちどころのない形式、内容だがす
べて丸うつし、という従来型レポートのほうが、オリジナルだが提出物として
はあまりに稚拙な現代型レポートよりもよかったのか。そうではないだろう。
とりあえず自分で何かを表現し、教員に伝えよう、というその姿勢は、やはり
何らかの形で評価してやりたい、と思うのだ。ただ、そういう彼らが小学生、
中学生ではなくて大学生だというのは、深刻な問題には違いないのだが。
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執筆者プロフィール
かやま・りか 精神科医・帝塚山学院大学人間文化学部教授。1960年札幌市
生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。現在も 臨床を行い
ながら新聞、雑誌で社会批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病”につ
いて洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカ
ルチャーにも関心を持つ。主著に『切ない…。』(青春出版社)、『「愛国」
問答』(中公新書ラクレ)ほか多数。
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次回は、予備校講師 飯田高明氏の執筆です
▼この記事はキャリアガイダンス.netにも掲載しています
http://www.career-g.net/mmag/040927/column_jump.html
▼バックナンバーはこちら
http://www.career-g.net/mmag/index_column.html
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▼『キャリアガイダンス@メール』次号は10/12(火)配信予定
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編集長 : 角田 浩子
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