●総合的学習の見直し発言で釈明続く 文科省(1月20日)
中山成彬文部科学相は1月20日、全国都道府県教育委員会連合会総会のあいさつの中で、学力向上を次期学習指導要領改訂の柱とするように中央教育審議会に指示する方針を明らかにした。これによって、総合的な学習の時間の削減または弾力化がほぼ確実との見方が一部である一方、文科省は教育現場の動揺を抑えるのにやっきになっているようだ。中山文科相は、1月18日に宮崎県で行われたスクールミーティング後の記者会見で「総合的な学習」の削減を示唆し、それがマスコミで大きく取り上げられたことについて触れ、「考えなければならない課題がいろいろあるとの感想を述べたもの」と異例の釈明を行った。同様に、新潟県でのスクールミーティングに参加した近藤信司文科審議官が、小学校低学年の生活科の見直しを表明したと一部で報道されたが、文科省は直ちに「特に、生活科を取り上げて見直すとの見解を示したものではない」とする見解をホームページに掲載するなどの対応を取っている。これらの対応は、「総合的な学習」や生活科の授業の充実を図っている学校現場の取り組みに水を差すことを避けるためと見られる。ただ、小泉純一郎首相も施政方針演説の中で、学習指導要領改訂で学力向上を図ると述べるなど、「総合的学習」見直しへの伏線が張られつつあり、文科省側がいかに釈明しても、一連の発言や報道が学校現場に大きな影響を与えることは回避できそうにもない。中教審は既に教育課程見直しの審議を開始。今後、スクールミーティングなどでの意見を参考にしながら今秋までに基本的方向をまとめる予定だ。
http://www.kantei.go.jp/
jp/koizumispeech/
2005/01/21sisei.html
http://www.mext.go.jp/
b_menu/daijin/
05020201.htm
http://www.mext.go.jp/
a_menu/gimukyou/
meeting/05020401.htm
http://www.mext.go.jp/
a_menu/gimukyou/
plan/20050204.htm |