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藤堂まりさん。芸能プロダクションの81プロデュースに所属し、付属の養成所でレッスンを受ける一方、アニメ番組やテレビゲームのキャスティングのオーディションを受けつつ飛躍のチャンスをうかがう、まだ駆け出しの声優だ。先ごろ、2005年の年末に放映開始予定のテレビアニメ番組の役が決まったばかり。「名前のある役は初めて。話をもらったときは、喜びと驚きと困惑が入り混じったような衝撃でした(笑)」
普段は、アルバイトのかたわら、1話だけのエキストラ役や様々なナレーションの仕事もこなしている。いつ仕事の話が来るのかがわからないので、アルバイトもままならず、生活が不安定なところが苦労。その半面、「役が決まったときには、家族や友人に『やったね』などと喜ばれるのがやりがい」と言う。
元々はシンガーソングライター志望。中学3年のとき、精神的に落ち込む時期があった。そのときに助けてくれた友人が大のアニメ好き。影響を受けて、自身もアニメにのめりこんでいった。そして、アニメの登場人物が歌う“キャラクターソング”に「こういった作品をつくる声優になりたい」と感動。高校生になってから、レッスンに通いたい、と親に頼むも「学業が疎かになる」と反対された。「『部活と同じ』と言って3日間、父親のベッドの脇で泣いて頼みました」と笑って振り返る。声に自信があったわけではない。高校時代から、声優になりたい一心でレッスン以外も時間を惜しんで練習を重ねてきた。「子どもの頃に見て育ったテレビ番組のキャラクターの声って、印象に残りますよね。私の場合は『おかあさんといっしょ』のポロリ。そんな声を届ける存在になるのが夢なんです」 |
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| アニメ番組のアフレコ収録。テスト、本番、別録り、と続く。 |
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| 「何ごとも好き嫌いをせず、素直になって受け入れてみること。そうすれば世界観が広がり、それだけ芝居の幅も広がると思います。また、収録現場では細かなニュアンスを表現することが求められます。『たとえば●●のような感じに』といったディレクターの持つイメージを共有できるように、いろいろな作品に接して自分の中に蓄えておくことも大事です。そして、たとえオーディションに落ちても、落ち込まずに次を目指せる心のタフさが大切なのではないでしょうか」
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