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理学療法士は、病気やケガによって身体に障害が生じた患者に対して、運動療法、物理療法などの治療を施して、「歩く」「座る」といった基本的な動作能力の回復を図るリハビリテーション医療の専門家。堀江利満さんは、八王子山王病院のリハビリテーション科の責任者として4人の理学療法士を管理・指導しながら、外来患者の治療に取り組んでいる。
理学療法士は医師の指示のもとに治療にあたらなければならない、と法律で定められている。患者は60代以上の高齢者が多いが、交通事故にあった小学生やスポーツ選手らもいる。「担当医師と連携し、家族構成を確認して日常的に援助を受けられる環境を把握するなど、患者の置かれている状況を勘案しながら治療方針を決めています」と語る。
リハビリは、患者自身に動いてもらわなければ意味がない。患者の状況は1人1人異なる。その人に最適な治療を施すため、患者にどう説明したら効果的に動いてもらえるか、頭を悩ますのが常だという。簡単にできると判断して「やってください」と指示しても、患者はためらうことも。「少しずつやってみましょう」などと言い方を変えたり、やってもらう動作のレベルを下げるなど、試行錯誤しながら取り組んでいる。「そのかいあって、当初は回復困難と思った患者が予想以上に回復したときなど、喜びを感じます」
堀江さんが医療の仕事を目指した原点には、小学校のころテレビの報道番組で見たマザー・テレサがいた。「無私の精神で援助する姿に、自分も人の役に立ちたいと思いました」と語る。「今後の夢ですか? 理学療法士のスタッフがようやく1人増えたところで(笑)、病院全体としてもっといい治療ができるようにしていくことですね」
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| 「リハビリの仕事では、相手の気持ちや考え方を感じ取って、相手が動きやすいようにこちらの考えを伝えることが肝心です。自分がやったこともない動作を、一方的に患者さんにやってくれと言っても伝わりません。“感受性”というものが非常に大切だと思います。ところで、理学療法士は最近、ようやく知られるようになりました。サッカーのロナウド選手がケガから復帰したときに、『理学療法士に感謝している』とコメントしたことが忘れられませんね」 |
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| 大学、短大、専門学校など文部科学大臣・厚生労働大臣指定の養成施設(3年以上)を卒業し、理学療法士の国家試験の受験資格を得る。合格後、病院や福祉施設などに就職。 |
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