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印刷会社営業職の仕事
書籍や雑誌などの印刷を受注し納品まで管理する仕事
今号の仕事人 廣済堂 鈴木 真一さん(34歳)
「鈴木さんならちゃんとやってくれる」そんな顧客からの信頼が営業職の価値
 出版社を顧客に、書籍や雑誌、マンガ、写真集、パンフレットなど幅広い印刷物を手がけている鈴木真一さん。営業担当の業務内容は、見積もりの提示と価格折衝、受託後のスケジュール管理、原稿の受け渡し、印刷物の品質管理など。出版社の場合、原稿は基本的に出版社側で作成するが、ときには企画やデザインの段階から受託することもある。顧客と工場の間に立って、納品までのあらゆることを調整するのが営業の仕事だ。

 腕の見せ所の一つは、進行管理。顧客が入稿の締め切りに遅れることなど日常茶飯事だ。緊急スケジュールで頼まれる仕事もある。そんな場合は、フットワークよく工場と連携して柔軟に対応する。鈴木さんは「品質がいいのは当たり前。イレギュラーへの対応で営業として信頼されるようになる」と言う。価格折衝でも真価を発揮。今後の取り引き拡大をにらんで、先方の意向を可能な限り尊重する、ギリギリの交渉をすることも多い。また、デザイナーからの色の出具合の注文には苦労すると言う。「『肌の色をもっと健康的に』といった抽象的な指示の場合、見本をつけてもらうなどの工夫をしています」。そうやって苦労してできた雑誌や本が書店に並び、読んでいる人を見かけたときは「大いにやりがいを感じる」と言う。

 今後の目標は、顧客から「廣済堂にお願いする」と言われるより、「鈴木さんにお願いする」と言われるようになること。「鈴木さんならちゃんとやってくれる、という信頼感が営業の価値だと思っています」。
 
鈴木さんのある一日
出社。事務処理など。
朝礼。
進行中の案件の状況確認。工場や部下との打ち合わせなど。
工場から校正物が上がり、顧客へ届ける。食事・休憩は適宜。
 
新規顧客に見積もり提示、折衝。
帰社。伝票起票、見積書作成、顧客からの入稿の待機など。
帰宅。
 
鈴木さんから高校生へのメッセージ
「水と空気以外には何にも印刷できる」
「印刷物の企画に携わることもありますので、普段からデザインなどの感覚を磨いておくといいと思います。例えば、電車に乗ったときは社内吊りの広告などを見比べて、インパクトのある色使いやレイアウトなどを勉強することもできます。また、今や印刷物やホームページづくりに欠かせないMACなどのパソコンに接しておくことも役に立つでしょう。水と空気以外には何にも印刷できる、と言われています。可能性のある分野だと思いますので、チャレンジしてほしいですね」
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