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20万人強が暮らす川崎市川崎区。山本みぎわさんは、川崎区役所の地域保健福祉課で、民生委員の事務局、医療機関や薬局の申請・届出の受理などのほか、地域福祉計画の推進という仕事に取り組んでいる。
いま、個人主義が進展し、近隣とのつながりが薄れているといわれる。しかし、地域で安心して暮らしていくためには、住民同士の何気ないつながりが必要なのも事実だ。そこで、区では“縁側”と呼ぶ、人が気軽に立ち寄ってコミュニケーションできる場所をつくろうと計画している。そのために、街に出てすでに地域で活動をしている方の話を聞いて支援の方法を考えるのも山本さんの重要な仕事だ。「困りごとの相談はもちろん、時にはお餅つきやお月見の行事を楽しんだり、講師を呼んでの勉強会なども考えられます」。買い物帰りにでも立ち寄って、お茶を一杯飲みながら情報交換できる。そんな場所があれば、一人暮らしの高齢者などをさりげなく支援できるようになるというわけだ。
入庁以来、児童福祉、総務、障害福祉に携わってきた山本さんは、「希望を考慮して担当を決めてもらえました」と話す。区民と話をするのが楽しく、よいサービスができたと思えると「やりがいを感じる」。その半面、例えば「いい医者を紹介して」と頼まれても、公平に反することは立場上できない。「いいサービスをしたいという気持ちはあっても、答えられないのは苦しいですね」と胸の内を語る。
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| 「私が高校を卒業するとき、英語の先生から“Think globally, Act locally”という言葉をいただきました。物事を大成させるためには、広い視野を持ち、今自分に何ができるか考えることが肝心だと。地方公務員は、まさにそんな仕事だと実感しています。大切なのは、地方公務員になることを目標とするのではなく、地方公務員になって何をしたいのかという目標を立てること。そうでなければ、40年もの間、働き続けられないのではないかと思いますから」 |
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