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キャリアガイダンス@メールTOPよのなかの採用・育成現場 vol.16
地方公務員(行政事務職)の採用現場から キャリアガイダンス@メール
市の行政とは市民に対するサービス業。能力の高さよりも接客力を重視
川崎市役所
市民の要請に応えるねばり強さ、精神力も必須
まず、職員採用全体の概要からお教えください。
「大きく大学卒程度・獣医師・薬剤師・保健師のグループと、高校卒程度・栄養士・学校栄養職のグループに分かれます。さらに大学卒程度は9職種、高校卒程度は行政事務と消防士の2職種に分かれます。試験方法などは職種によって異なります。なお、公平な試験を行うため、採用試験は、市長から独立した組織である人事委員会が実施しております」
以降、行政事務職に限って伺います。採用人数や応募状況は。
「本年度は、大卒の場合、1244人が受験し111人採用、高卒は239人が受験して22人採用しました」
採用方法は。
「1次試験と、その合格者を対象とする2次試験で決定します。1次試験は、高卒程度は教養試験、大卒程度はそれに専門試験が加わります。2次試験は、面接、作文・小論文、身体検査を行います。最終合格者は、2次および2次試験の結果を総合して決定します」
面接では、どういったことを聞かれ、どんな観点でチェックされるのでしょうか。
「高卒程度、大卒程度それぞれが答えられる一般的なことをテーマに、自分自身の考えを述べてもらいます。そのテーマの理解度や面接態度、受け答え方などをチェックしています」
求める人材像についてお聞かせください。
「許認可などのシビアな業務もありますが、基本的には、市の行政とは市民に対するサービス業である、と位置づけています。したがって、能力の高さはもとより、接客力を重視しています。どれだけ能力が高くても、人に対して口もきけないようでは困ります」
「接客力重視」とは、公務員のイメージが変わっていますね。
「行政の様々な情報がインターネットなどで公開されるようになり、市民のタックス・ペイヤーとしての意識も高まっています。地域を形成するプロとしての高い意識を持ち、市民サービスを通じて顧客満足を提供できなければ、公務員なんて要らない、と思われてしまいます。市民から批判を受けた場合などは、説明責任もありますので、真摯に対応していけるねばり強さ、精神力も求められますね」
入庁後の人材育成制度は。
「全体で新規採用職員研修を実施した後、各部署や職種単位で研修が行われます」
人事評価や待遇はどんな制度になっていますか。
「川崎市は、2007年から、人事評価により賞与に格差をつけることを予定しています。事前に設定した目標をどれだけ達成しているかを適切に評価することにより、職務に対する意欲や向上心を高めるというものです。民間企業では当たり前のことでしょうが、行政組織での導入は早いほうかと思います」
今号の人事担当者
総務局人事部 参事・人事課長 船橋兵悟氏
井口院長のホンネ
こんな人に来て欲しい!
組織はチームプレーで成り立っていますので、コミュニケーション力のある人に来てほしいですね。中には、自己主張できればいい、と誤解している人もいるようです。パソコンやゲームなどで1人で過ごすことが多い人もいるでしょうが、注意してほしいと思います。
高校現場に求めること
ある水準までの基礎能力は当然必要として、いま求められているのは、チームワークとがまんができる人。そうでない人が安定性だけ求めて入ってきても、辛くなるだけかもしれません。また、法治国家とは何か、といったことや、国・県・市の関係とはどういったことか、などの基礎的な知識もしっかり教えていただければと思います。
面接で出会った「あきれた」学生
あきれた、というほどではありませんが、マニュアル本を読んで受け答えする人が多いですね。
川崎市職員の採用までの流れ(高卒程度)
「地方公務員(行政事務職)
の仕事」を見る
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