進路指導・キャリア教育を推進する  
 
 キャリアガイダンス.net  
 PRODUCED BY RECRUIT  
 
 
メルマガ配信登録(無料)
高校の先生に役立つ情報をメールで月に2回、無料でお届けします!
お申し込みはこちら
HOMEへ
すべての高校の先生へ
キャリアガイダンス@メール
最新号を読む
バックナンバーを見る
購読申し込みをする
「そのとき、私はこうした」
「データで読む高校生」
「仕事人図鑑」
その1
その2
「よのなかの採用・
育成現場」
その1
その2
「基礎からわかる
教育トピック」
「情報BOX」
キャリアガイダンス@メールTOP情報BOX vol.9
情報BOX キャリアガイダンス@メール
日々の指導や生徒とのコミュニケーションに役立つ話題をお届けします
今号の情報は……
最新キャリア理論特別レポート クランボルツ教授講演録
イベント 関東地区情報教育研究会合同研究大会 第1回東京大会
イベント 日本特別活動学会 第14回大会
最新キャリア理論特別レポート/クランボルツ教授講演録
「幸運は偶然ではない」〜偶然の出来事を人生やキャリアに活用する方法 Luck is No Accident:Making the Most of Happenstance in Your Life and Career

ジョン・クランボルツ
スタンフォード大学教育・心理学部教授

「キャリアの80%は予期しない偶然の出来事によって形成される」というクランボルツ教授の理論は、1999年に発表されるやいなや、大いなる注目を集めた。変化の激しい現代社会においてとりわけ有効な理論と受け止められ、欧米のみならず日本にも多大なる影響力を及ぼしている。そのクランボルツ教授が日本で4年ぶりの講演を行った。

日時/ 2005 年6月30日 場所/サントリーホール(東京・赤坂)
  主催/慶應義塾大学 SFC研究所 キャリア・リソース・ラボラトリー
特定非営利活動法人 キャリアカウンセリング協会

いくつもの「偶然」が私を心理学者にした

 クランボルツ教授はまず冒頭に、自身がいかなる経緯で心理学の研究者になったのかを率直に、時にユーモアを交えて語った。それによれば教授は小学生の頃、幼稚園の時の旧友と「偶然」再会し、友人の勧めで「偶然」テニスを楽しむようになり、大学に入ってますますテニスに熱中し、そのため学校を除籍になりかけた。そのとき進路選択の相談に乗ってくれたテニスコーチが「偶然」心理学教授だったことから、自分も心理学の道に入り、その後も予期せぬさまざまな「偶然」が重なって、教授の今があるという。

「私は18歳の頃、自分が将来スタンフォード大学の教授になるなんて夢にも思いませんでした。つまり、私のキャリアもハプンスタンス(偶然の出来事)なのです。ここにおられる皆さんも、18歳の頃に思い描いた職種に就いている方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。それはすばらしいことなのです。皆さんがここに至るまで、予期せぬさまざまな出来事に対処し、激しい変化にもきちんと適応してこれたという誇るべき証なのです」

行動が幸運を招き寄せる
 ある推定によれば、現在アメリカの大学生のおよそ半数が“キャリア優柔不断”に陥っているといわれているという。キャリア優柔不断とは、キャリア選択を行ったり、決定することができない状態。背景には決定することへの恐れや、キャリアに関する誤った認識があるのではないかと教授は見ている。
「たとえば皆さんは、これまでキャリアについて、『まず、はっきりとした職業の目標を持ちなさい。そうしなければ、やる気は湧いてこないものだよ』と言われてきたのではないでしょうか。私はこうした考えを正しいとは思いません」
  教授はキャリアの目標を明確にすることを推奨しない理由として次のようなものを挙げた。
急速に変化する世界では、キャリアの目標は非現実的となる可能性がある(今ある職業も5年後、10年後にはなくなるかもしれない)
キャリアの目標を明確にすることは驚くほど簡単で、容易に人をごまかせる(年端のゆかない少女でも「私は将来○○○になりたい」と言えば、親や教師が大いに喜ぶことを知っている)
「私は“キャリア優柔不断”を悪いことであるとは考えません。むしろ歓迎すべきであると考え、その状態を、改めて“オープンマインド”(受け入れやすい、心の広い)と呼びたいと思っています。
  ハプンスタンスを最大限に活用しようという立場からすれば、オープンマインドは望ましい状態といえます。選択肢をオープンにしておきながら一歩ずつ行動をおこしていき、それぞれのステップから生まれるチャンスを見極め、活用していくというスタンスが人生やキャリアの幸運を引き寄せます。すなわち、内省や意思決定をすることよりも、行動することのほうが重要なのです」
  そうしたスタンスに立ったとき、キャリアカウンセラーとして最善の目標は、クライアント(相談相手)が行動をおこすことを支援する、さらには行動のなかで学習させることであると教授は語った。
  最後に、日本でも近々発売される著書『 Luck is No Accident 』(キャリアラボ翻訳、ダイヤモンド社より2005年秋頃出版予定) の中にある言葉掛けのひとつを紹介し、その実演を400人超のすべての聴衆に促した。二人一組になり、一方が次のような質問を尋ね、もう一方が答えるといったものだ。
「あなたが起きて欲しいと思っている偶然の出来事を教えてください」
「その望ましい出来事が起こる可能性を高めるために、今あなたはどんな行動をとることができますか?」
  ほとんどの聴衆がこのエクササイズを興味深く感じたようで、場内の話し声は、教授が制止するまでいつまでも止まらなかった。
イベント:関東地区情報教育研究会合同研究大会 第1回東京大会
普通科高校で教科「情報」が実施される年度となり、より良い授業を行うために授業への創意工夫・改善を目指した取り組みが求められている。そこで、関東地区の情報教育研究会が集い、「教科『情報』の授業における工夫と課題〜望ましい情報教育の推進を目指して〜」をテーマに、東京都高等学校情報研究会が主催する合同研究大会が開かれる。「金銭教育とライフプラン」など、キャリアデザインに連動する分科会もある。
【日時】

8月26日(金)10:00〜17:00

【会場】 東京都立工芸高等学校 視聴覚室・会議室ほか
東京都文京区本郷1-3-9  電話:03-3814-8755
http://www.kogei-tky.ed.jp
【主催】 東京都高等学校情報研究会
【参加費】 無料
【参加資格】 各都県の研究会会員および準ずる者、教育関係者、情報教育に関わる研究者および大学生など
【申し込み締め切り】 8月19日(金)
【申し込み】 ホームページ参照  http://www.tokojoken.jp/johokatuyo/kantou/kantou.htm
【お問い合わせ】 関東地区情報教育研究会合同研究大会(第1回東京大会)事務局
東京都立町田高等学校 情報科 小原 格
Eメール: kantou@machida-ohara.com
イベント:日本特別活動学会 第14回大会
日本特別活動学会が、「児童生徒の社会的自立を目指す特別活動の創造」をテーマに大会を開く。会期は2日間で、1日目はシンポジウムなど、2日目は児童生徒の社会的自立を目指すための指導法や施策などについての分科会が行われる。
【日時】

8月27日(土)10:30受付〜19:00
8月28日(日)9:00受付〜14:00

【会場】 公立学校共済組合 小倉リーセントホテル
北九州市小倉北区大門1-1-17
電話:093-581-5673
【主催】 日本特別活動学会
【費用】 大会参加費:4000円 レセプション会費:4000円
【問い合わせ】 事務局:北九州市立井堀小学校 校長 大庭正美
北九州市小倉北区井堀3-15-1
電話:093-561-5276 FAX:093-561-5275
ご意見やご感想をお聞かせください。 バックナンバー