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JTBワールドバケーションズは、旅行業界最大手・JTBのグループ会社で、JTBの主力商品である「ルックJTB」を一手に企画している。佐藤真理子さんは、入社以来、ヨーロッパ地方へのツアー商品企画を担当している。
企画の仕事は、現地情報の収集から始まる。旅行シーズン前、業務の閑散期を選んで現地に視察に出かけるほか、各国政府観光局が主催する推奨スポット視察ツアーに参加。また、情報は各地のJTB支店のスタッフからも恒常的にもたらされる。企画のポイントは、同業他社との差別化。「常に新しい素材を取り入れるように努めています」。例えば、ローマの遺跡であるコロッセオを訪ねるツアーは数多いが、ほとんどが外周を見学するだけ。「実際に内部まで足を踏み入れるものは意外にないんです」と言う。
ツアーの概要を決めたあとは、商品化するための細部の詰めを行う。特に頭を悩ますのは価格設定。現地ホテルから提示された料金では、想定を上回る高額な商品となってしまう場合など、現地駐在員を動員して交渉に当たってもらう。「これだけの人数が見込めるからもっと安く、とギリギリの交渉をします」。詳細が決定したらパンフレットを作成。業者に制作を依頼するものの、日程表や料金など、細部のチェック作業が膨大なものとなる。
佐藤さんが手がけたツアー企画の中で一番のヒットは、エジプト周遊のコース。半年間で約1000人分も売れた。「見どころをすべて回れるのに、価格を抑えたことが好評でした」と佐藤さんは笑う。 |
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| 「当社のように大手の旅行会社では、ツアー商品を作る仕事も細分化されていて、ホテルや航空会社に折衝することなどを専門にしている人もいます。漠然と『旅行会社に就職したい』と憧れるだけでなく、よく調べたほうがいいでしょう。また、いろいろな土地の歴史や文化を知っていたほうがよい企画ができると思いますので、この仕事を希望する人は世界史や地理などをしっかり勉強してください。現地の人との交渉は、基本的に英語で行いますので、英会話も必須です」
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