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証券会社 ファイナンシャルアドバイザーの仕事
富裕層などに対し、資産運用のコンサルティング営業を行う仕事
今号の仕事人 日興コーディアル証券 横浜駅前支店 ファイナンシャルアドバイザー課 門馬愛佳さん(25歳)
悪い時こそ、逃げずに提案する
 ファイナンシャルアドバイザー(FA)。地域に密着し、主に企業オーナーなど富裕層の資産運用のコンサルティングを行う、日興コーディアル証券の契約社員である。3年目を迎えた門馬愛佳さんは、約100人の顧客から25億円の資産を預かるという実績を挙げている。

 資産を運用したい顧客に対して、株式や投資信託、債券、保険など、最適と考える金融商品を提案するのがFAの仕事。それだけでなく、相続や事業承継、税金、不動産売買などといった資産にまつわる様々な相談も一手に引き受け、必要に応じて専門家をコーディネイトし、的確な処理の方法を提案する。「プロとして、つねに勉強が欠かせません」。

 門馬さんの営業方針は徹底している。株などの相場は、いい時もあれば悪い時もある。「悪い時こそ、逃げずにお客さまのところに行き、今後の対応についてしっかり自分の考えを伝えます」。そんな誠実な姿勢を評価し、ほかの証券会社と取り引きをしていたある資産家が門馬さんに資産を預けてくれたばかりか、知人の資産家まで紹介してくれたという。「お客様と徹底的に向き合うことが最大のセールスポイント。かなり泥臭い」と門馬さんは笑う。

 門馬さんがこの仕事を志望した背景には、学生時代にアルバイト先である大手企業の倒産を経験し、「これからの時代は、正社員という雇用体系が必ずしも安心なわけではない」と実感したことがある。契約社員ではあるが、一般的にネガティブなイメージで使われる「契約社員」とは異なり、正社員と遜色ないバックアップが得られることや、会社側も戦力として力を入れている新しいワークスタイルとして共感。実力主義で個人の裁量に大幅に委ねられているFAの働き方を、門馬さんは大いに気に入っている。
 
門馬さんのある一日
起床。テレビ番組の『ニュースモーニングサテライト』で市況情報を欠かさずチェック。
出社。前日の商談内容の確認。
朝礼。
株式などの市場が開き、顧客と電話連絡。
 
顧客訪問、商談。適宜、昼食。
本日の商談内容の確認、明日のアポイント設定。
帰宅。
 
門馬さんから高校生へのメッセージ
様々な価値観を持った人や、異なる年代の人とも向き合って
「この仕事は、人対人で成り立っています。お客様のなかには、いろいろな考え方や性格の方がいます。どんな人に対しても、きちんとコミュニケーションを取り、相手の考えを正確に聞き、自分の考えをしっかり伝えなければなりません。それができるようになるためには、学生時代から色々な事に興味を広げ、幅広い年代の方と接する機会を持ち、異なる考えを持つ人とも真摯な姿勢で向き合うという経験を積むことがとても大切だと思います」
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