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俳優の本木雅弘さんと女優の宮沢りえさんが登場するCMでおなじみのサントリー『伊右衛門』。激戦区の緑茶飲料で2004年の発売初年度に3420万ケースを販売するという新記録を樹立、大ヒット商品となった。この『伊右衛門』の現在のブランドマネージャーが小南有利子さん。伊右衛門ブランドの現状を把握し、戦略を立案、店頭における販売促進、テレビでの広告宣伝、中味、パッケージの品質管理、そして販売数量管理など、少しでも多くの人に飲んでもらえるよう各施策を設計し、推進している。「デザイン部や中味づくりを担当する研究所、営業部門など各部署に『伊右衛門』の担当者がいて、その意思統一を図りながら伊右衛門ブランドの育成に取り組んでいます」
本年度は5000万ケース販売、約1000億円の売り上げを目指す『伊右衛門』は、同社の基幹商品。重責を担う小南さんは「休日、ショッピングをしていても、つい『この景品は伊右衛門の販促にいかせないか』などと考えてしまいます」と笑う。競争は激しいが、競合対策を考えるより、消費者の声を聞くように努めているという。例えば『伊右衛門』の特長は、福寿園という老舗茶舗の茶葉を使った品質の高さにあるが、消費者調査で一部に「しょせん飲料メーカーが作った製品」というイメージがあることがわかった。そこで、タレントが一切登場しない品質訴求の活動を開始。「競合商品にくらべて、高品質という評価はダントツに高くなりました」。
ブランドマネージャーの業務は多岐に渡り、まだまだ上司や周囲のチェックで助けられているという小南さん。「1人でも漏れなく、迷いなく戦略立案できるようになることが当面の目標です」。
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| コンビニに立ち寄り、商品の陳列状況を確認して出勤。 |
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| 売れ行き状況などのデータを加工し、関係各所に配信。 |
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| 研究所や宣伝部などのメンバーとチームミーティング。 |
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| 広告代理店から広告企画のプレゼンテーションを受ける。 |
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| 「モノが売れるのは、誰かが売れるように仕掛けているからで、売れているモノを分析すると売れる理由がわかります。自分は、いきなりこの仕事を実地で始め、理論的なことは後追いで身につけていきました。最初から売れる理由を考える習慣があれば、実践はもっとスムーズにできたかもしれない、と思います。だから、ヒット商品をつくるような仕事をしたいと考えている人は、できるだけ売れている商品を手にとって、なんで売れているのか考えるくせをつけるといいと思います」 |
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