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キャリアガイダンス@メールTOPよのなかの採用・育成現場 vol.22
テレビディレクターの採用現場から キャリアガイダンス@メール
「テレビ局」で何をしたいのか 考えを明確に持っていることを重視
株式会社テレビ朝日
いろいろなことにアンテナを張って興味を持てること
全体の採用体系からお教えください。
「当社では、アナウンサー、コンテンツ制作、ビジネス、技術の部門別採用を行っています。ディレクターはコンテンツ制作部門に属し、入社後、報道・バラエティ・スポーツなどの各分野に配属され、AD(アシスタント・ディレクター)からスタートします」
応募人数や採用状況、採用方法は。
「今年、全体で応募は2万人を超えた中で、約30人採用しました。ディレクターはそのうち11人です。採用方法としては、まずエントリーシートによる書類選考を行います。書いてもらうテーマは『テレビ朝日でやりたいこと』といった内容。SPIテストで言語能力もチェックします。その後、若手社員による1次面接で基本的な能力を確認し、中堅社員による2次面接で、学生時代に取り組んだことや志望理由を掘り下げて聞きます。通過した人には、報道番組のエース級のディレクターにインタビューし、番組の企画書をつくってもらうといった実技的な試験や、学生同士でのグループディスカッションを行います。その次がいよいよ最終面接です」
企画書やグループディスカッションでは、どういった資質をチェックされるのでしょうか。
「企画そのものの出来よりも、発想力はあるか、人の意見を聞ける人か、わかりやすく説明できるか、といった基本的な資質を確認しています」
ディレクターとしての求める人物像は。
「新聞や雑誌ではなく、なぜテレビなのか、テレビ局に入って何をしたいのか、といった考えを明確に持っていることを重視しています。テレビ番組は、いわば我々の商品ですから、どんな商品をつくりたいのかが問われるわけです。また、報道ディレクターの場合は、昨日は政治、今日は経済、明日は社会問題、と扱う分野が毎日変わります。マスコミに入社するための就職塾などで学んだ知識も必要かもしれませんが、いろいろなことにアンテナを張って興味を持てる資質のほうがより重要だと思います」
入社後の教育体制や評価制度は。
「早く馴染んでもらえるように、スタジオで番組制作現場を見学するなどの内定者研修を実施します。入社後は、各部門に配属されての研修やOJTになります。また、入社3年目ともなると、アメリカのCNNや中国の放送局に派遣される研修に応募することもできます。人事考課は、1年ごとに立てた目標の達成度をもとに評価されます。ディレクターの目標は、視聴率もありますが、『こだわった企画を実現する』、『○○を腰を据えて取材する』といった定性的な内容で立ててもらいます」
今号の人事担当者
人事部 田中大輔氏
田中氏のホンネ
こんな人に来て欲しい!
例えば、スポーツ関係のディレクターであれば、選手に密着させてもらい、ナマの表情を撮らせてもらえるといった関係を構築できるコミュニケーション力が求められます。各報道機関は皆、その選手に密着したがっているわけですから、そこに勝つことが大切。また、興味あるテーマを視聴率の取れる番組企画にまとめてアピールできることも必要です。そういったことに自信のある人にぜひ来てほしいですね。
高校現場に求めること
大学を卒業すると会社に就職するもの、とみんな思い込んでいますが、本当に会社員になるという選択でいいのか、考える機会を持ってほしいと思います。本当は映画を撮りたいのに、あきらめて就職に流されているんじゃないか。そうではなく、働くということの覚悟が必要。そんな機会がないまま、当たり前のように就職活動をしていると思います。
面接で出会った「あきれた」学生
あきれたというより困ったケースですが、なぜかテレビ局だと面白いことを求められていると勘違いして、自己紹介で急に踊り始めたりする学生がいます。芸ができないと通用しないと思っている(笑)。実際は、日々、泥臭い作業が続くわけで、華やかな一面だけしか見ていない学生も多いと思います。
テレビ朝日の採用までの流れ
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