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携帯電話端末の開発の仕事
画面の表示方法などを工夫し使いやすい携帯電話を開発する仕事
今号の仕事人 システムプロ 内山和哉さん(36歳)
おおまかな企画を詳細な仕様に
 国民4人のうち3人が持つほど普及した携帯電話。その技術進歩もすさまじく、すでに財布がわりに決済ができるほか、地上デジタル放送も視聴できる機種が開発されている。まさにITの最先端をいく産業分野として、国際的に通信会社や端末メーカーによる開発競争も激しさを増している。

 SE(システムエンジニア)として、ある大手電機メーカーの携帯電話開発プロジェクトに従事している内山和哉さん。GSM(Global Standard for Mobile)という、日本以外の世界各国で使われている通信方式の機種を担当し、MMI(Man-Machine Interface)と呼ばれる、人が機械を操作する接点の機能を開発している。どのボタンを押したらどんな画面が表示されるか、といった操作性を工夫し、使いやすさを追求することが主要な任務。「画面の色味も、中国向けは赤色を鮮やかに、ヨーロッパ向けは青味がかった色調に、と国ごとに異なる好まれ方も考慮します」

 内山さんの仕事は、電機メーカーの企画部門からおおまかな製品企画のオーダーを受け、前述の工夫を施して製品化のための詳細な仕様書に仕上げること。その仕様書にしたがって、プログラマーがソフトを作り込む。企画部門が考える理想に対し、開発現場はスケジュールや予算などに無理を感じることも。「両者の板挟みになると辛いですね」。その調整をうまくつけて満足できる製品をつくるのが腕の見せ所。「コミュニケーション力やリーダーシップが問われます」
 
内山さんのある一日
出社。メールのチェック。
チームミーティング。
仕様書作成。
昼食・休憩。
仕様書作成。
仕様についての会議。
開発中の新機種の問題点の検討会議。
仕様書のレビューおよび修正。
帰宅。
 
内山さんから高校生へのメッセージ
英語が使えると有利に
「コンピュータやITの世界では英語をよく使います。日本の携帯電話会社がメーカーに出す仕様書まで英語で書かれているくらい。ですから、学生のうちから勉強しておくと就職してから有利でしょう。また、パソコンに慣れておくと、それだけスムーズに仕事に入れるとも思います。でも、そういったことより、仕事ではとにかく人と話すこと、それも議論を深めるようなコミュニケーションを取ることが多いので、人の話をきちんと聞く・自分の意見をしっかり言える力をつけておけば、将来、絶対役に立つと思います」
携帯電話端末の開発者になるには?
大学などを卒業し、携帯電話メーカーや開発会社などに就職する。

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