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「管理栄養士」を活かした仕事
栄養指導を患者に聞き入れてもらい実効を挙げるためには経験が必要
四街道徳洲会病院 栄養科 副主任 小林利恵さん(31歳)
社会貢献の一環として講演活動も
 2005年11月に開業したばかりの四街道徳洲会病院で、開業時から管理栄養士として働いている小林利恵さん。仕事内容は大きく2つ。1つは、入院患者約70人の食事内容の管理。担当医の指示のもと、入院患者ごとに「栄養管理計画書」を作成し、栄養状態の評価に基づいてエネルギーやたんぱく質などの必要な摂取量を割り出し、献立を決める。「あらかじめ糖尿病や心臓病などの病気別に100通りほどの食種を考え、患者さんの状態に応じて最適なものを選択します」と小林さんは説明する。

 もう1つは、入院患者や外来の患者に対する栄養指導。患者の食生活を聞いて問題点を把握し、改善法を指導する。「体に悪いから食べるのをやめましょう」などと言っても簡単にできることではない。患者が徐々にでも減らしていけるようにアドバイスすることが不可欠だ。「相手に応じた話し方をして聞き入れてもらい、実効が挙げられるようになるには経験が必要です」。時には「食事改善しないと症状が悪化して合併症を併発する」と警告することも。そうした中で、糖尿患者の血糖値が下がって「栄養指導のおかげ」などと言われると「やりがいを感じます」。

 そのほか病院の社会貢献の一環として、月に1回は病院内や近隣の集会場などで「子どもの食育について」といったテーマで講演活動も行っている。「個別に話す栄養指導と違い、どなたが聞いてもわかりやすいように話すのは難しいですね」。業務に関する最新情報を収集することも欠かせない。「最近はチーム医療という新しい概念が注目されています。医師ともども研究して取り入れていきたい」
 
小林さんのキャリアステップと気持ちの変化
大学時代 「不器用なので調理が苦手。必修の調理学が不得意でした。就職してからがんばろうと思っていました」
1年目 最初の業務は調理場で調理や盛り付けを担当。いきなり苦手の業務に「これではいけないと、家でも料理をするようになりました」
2年目 栄養相談もやらせてもらえるようになった。「当初、自分にできるかと不安で一杯でした。実際にやってみても余裕はまるでなし。何年か経って『型どおりにしかやれていなかったな』と思えるようになりました」
6年目 副主任に昇格。「先輩がいなくなり、新人が入ってきて立場がいきなり下から上に。新人には、業務内容をできるだけわかりやすく教えるように心がけました」
現在 「臨床的な見識も深めて、患者の栄養管理については医師に対してイニシアチブが取れるようになりたいと思っています」
小林さんから高校生へのメッセージ
「栄養士や管理栄養士に調理の技術は不可欠ですが、私は大のニガテでちょっぴり苦労しました。高校生のうちから家の手伝いを積極的にするなどして、調理ができるようになるといいと思います。また、患者さんとお話する時は、患者さんが興味のあることなどを話題にすれば会話がスムーズになりますので、雑学が結構大事。勉強だけでなく、いろいろなことを知っておくと、そのように社会に出てから役に立つと思います」
管理栄養士の取り方と活かせる仕事
管理栄養士を活かせる仕事の例
管理栄養士調理師栄養士食品技術者・研究者
 
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