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キャリアガイダンス@メールTOP資格を活かす仕事人図鑑 vol.11
資格を活かす仕事人図鑑 キャリアガイダンス@メール
「行政書士」を活かした仕事
会社設立などの書類作成に始まり経営者へのコンサルティングまで行う
丸山行政書士事務所 丸山 学さん(39歳)
資格取得契機に独立。仕事獲得の苦労で成長した

「これから何かを始めようとする人と一緒に成長していきたいという思いがありまして」。会社設立手続きを年間百数十件手がけている行政書士の丸山学さんは、このことを主な業務と定めている理由を語る。会社設立を入り口に、以降は許認可手続きや契約書、内容証明の作成など、行政書士の守備範囲となる業務が派生する。そういった業務を通じて顧客との関係を密に保つということが丸山さんの考えである。「これから頑張っていこうとする人を手伝うことで、自分も元気になれますから」

 顧客のトラブルにかかわる苦労もある。会社設立を手がけた顧客の取引先に売掛金の回収を促すために、誰が、誰に、いつ、どんな内容の手紙を出したのかを郵便局が公的に証明する内容証明郵便の作成を依頼されることがある。その際、作成代理人である自分の名前も記載しなければならず、紛争相手からクレームが来る場合も。依頼人が追い詰められるようなことがあると、夜中に携帯が鳴って相談に応じることもしばしばだ。「大変ですが、それだけ頼りにされているのでやりがいでもありますよ」

 書類の作成方法は一律であり、正確に作成すれば事は足りる。しかし、そこにとどまっていては面白くない。丸山さんは、さらに付加価値のある経営コンサルティングの領域を目指したいという。たとえば、顧客が「株式会社を設立したい」と思っていても、「合同会社のほうがふさわしい」と思えばそう提言する必要がある。また、起業した人の中には、株式上場を目指す経営者もいる。「その思いに応えてアドバイスできるようにならないと、行政書士として生き残るのが難しくなると思っています」
 高収入を得られるようになった自らの経験を書籍にまとめて出版した丸山さん。「行政書士の資格取得を契機に、独立して仕事を獲得する苦労を味わったことが、自分を成長させてくれたと思います」

 
丸山さんのキャリアステップと気持ちの変化
会社員時代 経理や総務の仕事に従事し、売掛金回収を法的にどう処理するか、といった業務に実践的にかかわっていた。その過程で行政書士の存在を知る。書類作成は好きな仕事だった。以前より独立志向があり、行政書士は弁護士や司法書士ほど取得に時間がかからないと知って受験。

行政書士1年目

開業しても仕事の引き合いはないことに気づく。会社に飛び込んで営業したが成果なし。多くの人に自分を知ってもらう必要があると、インターネットに着目し、当時普及し始めたメールマガジンの発信を思い立つ。数か月後から仕事の依頼が入り始めるように。以降、ホームページの工夫を重ねて集客できるようになった。
行政書士2年目 1年間の苦労経験をまとめた本『行政書士になって年収1000万円稼ぐ法』(同文舘出版)出版。
丸山さんから高校生へのメッセージ
「自分は高校を卒業してからフリーターとして10年間は遊んでいました。それでも現在、こうして行政書士として仕事しています。そう思うと、17歳、18歳の時の選択がすべてではない。もちろん、その頃から設計して準備して、ということも大切なことでしょうが、その後思ったとおりに進まないことのほうが多いと思います。挫折もするでしょうし、人生が変わることもよくあります。だから、あまり固く考えすぎず、いろいろな道があるということを念頭に置いておいたほうがいいのではないでしょうか。大切なのは、アンテナを広げて『ほんとうにやりたいこと』を見つけることだと思います」
行政書士の取り方と活かせる仕事
行政書士を活かせる仕事の例

国家公務員地方公務員弁護士行政書士
弁理士
公認会計士税理士

 
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