「フォークリフトとは、車体前部にフォーク等を上下させるマストを備え、このフォークを用いて荷物の積み降ろしや運搬を行う荷役車両のことをいいます。重量物を取り扱うフォークリフトの運転作業は、操作一つ誤ると場合によっては死亡事故が発生する危険が伴います。したがって、事故や災害が発生しないようにフォークリフトの運転者が安全運転、安全作業を行うことが絶対に必要。そのため、労働安全衛生法に『最大荷重1トン以上のフォークリフト運転の業務は、技能講習の修了者でなければ就業させてはならない』と定められており、修了者をフォークリフト運転技能講習修了者と定義しています」
「技能講習は、国が認めた登録教習機関によって行われています。国が定めた規程に準じて講習を行うことを条件に、誰でも登録することが可能なので、我々のような公益法人以外にも、フォークリフトのメーカーや運送業者なども登録しています。なお、最大荷重1トン未満のフォークリフトの場合は、登録教習機関による技能講習を受講しなくても、各事業所における独自の『特別教育』を受けた者であれば運転することができます」
「全国の年間の修了者数は約23万人にのぼります。合格率は98.7%。試験に落とすことが目的ではなく、あくまでも安全な運転・操作を行うことによる事故防止が目的なので、本来は全員合格することが理想なわけです」
フォークリフト運転技能講習は、どういった職場に役立つのでしょうか。
「フォークリフトは、製造業、物流業はじめ流通業、建設業、鉱業、林業など幅広い分野で使用されており、その種類も様々です。中にはコンテナなどを荷役する最大荷重50トンの大型フォークリフトもあります。このような現場で荷物や物資を運ぶ作業には不可欠の資格です。工業系の高校などでは、就学中に受講させ、18歳になってから修了証を渡しているところも多いようです。多少とも就職活動に有利になるからでしょう」
「学科は、基本的なことを勉強しますので、きちんと講習を受ければ合格できると思います。実技では、フォークリフトはマニュアル車が多いので、オートマの乗用車しか運転したことがない人はやや苦労しているようです。事前にクラッチの使い方を練習しておくとよいでしょう」
「正確な統計はわかりませんが、近年、景気の回復とともに物流量も増え、受講者数は増加傾向にあります。また、受講者のほとんどは男性ですが、最近、女性の受講者も増えつつありますね。女性の現場進出が進んでいるようです」
フォークリフト運転技能講習
毎月1回 東京、千葉、神奈川、埼玉、茨城、栃木、岩手の事業所にて
社団法人 ボイラ・クレーン安全協会 http://www.bcsa.or.jp/
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