学校法人慶應義塾(安西祐一郎塾長)と同共立薬科大学(橋本嘉幸理事長)は11月20日、合併協議に入ることで合意したと発表した。これにより2008年度、慶應義塾大学に旧共立薬科大学を母体とする薬学部と大学院薬学研究科が設置される見通し。同種の合併協議は学校法人関西学院と同聖和大学の間でも行われており、今後、法人の異なる私大がお互いを補完する形でのM&A(合併・買収)を模索する動きが加速しそうだ。
慶大との合併は、共立薬大側が申し入れた。背景には、今春から導入された薬剤師養成課程の6年制移行に伴い、経営基盤を強化する必要に迫られていたことがある。一方、慶大は薬学部を持たず、医学部などと連携させることにより研究水準を向上し、大学自体の競争力もアップできると判断した。また、両大学とも本部キャンパスが同じ東京都港区の徒歩20分圏内にあることに加えて、共立薬大の創設者が慶大卒業生という縁も有利に働いた。
一方、関西学院と聖和大学は11月13日、当初2008年度を予定していた新「関西学院大学」への教育学部(旧「聖和大学」が母体)開設を2009年度に繰り延べると発表した。 |