まず、インテリアコーディネーターの資格の定義、概要からお教えください。
「インテリアコーディネートとは、住居をより美しく、暮らしやすい生活の場にするために、家具や住宅設備などのインテリア製品を選択・調和させることをいいます。そのプロフェッショナルであるインテリアコーディネーターには、インテリアに関する幅広い商品知識および顧客に対してインテリア計画の作成や商品選択のアドバイスを行うスキルが求められます。そこで、インテリア製品の業界団体である当協会が、その知識やスキルを認定する資格試験を実施し、適切な住空間のトータルインテリアの普及を促進しているわけです」
「最近では、工業高校や大学などでインテリアを学んだ学生が就職を有利にするために受験するケースも増えていますが、全体的にはまだ少数です。2005年度の受験者で見ると、一番多いのはゼネコンを含む住宅・内装会社に勤務する人。ほかは家具やカーテンなどインテリア製品のメーカー、水回りや照明などの住宅設備・部材メーカー勤務者といったところでしょうか。また、他業種からこの仕事への転職を目指す人や、主婦の方が自分の生活に活かすために学んで取得するケースも目立ちます」
「試験は一次試験と二次試験に分かれ、二次は一次の合格者が受験することができます。2005年度は一次試験を1万5342人が受験し4067人が合格、二次試験は5631人が受験し3169人が合格しました。合格率はそれぞれ26.0%、56.3%。受験者数は、2001年度は1万1674人でしたから、増加傾向にはあると思います。なお、一次試験に合格したものの二次試験で不合格になった場合、次年度から3年間は一次試験が免除されます」
一次試験の合格率は低いですね。
「一次試験は、『インテリア商品と販売の基礎知識』と『インテリア計画と技術の基礎知識』の2科目からなりますが、建築基準法などからの出題もあって守備範囲が非常に幅広く、難関となっていると思います。2科目のうち1科目合格した場合、次年度から3年間は合格科目の受験が免除されます」
「主に当協会が発行するハンドブックから出題されますので、独学することもできますが、スクールの資格取得講座で学んだ人のほうが合格率は高いですね。本資格が合格後の実務にすぐ役立つように、最近ではより踏み込んだ内容も出題しており、各スクールにはそういった部分も教えてほしいと要請しています」
「2003年度より、それまで二次試験に設けていた25歳以上という年齢制限を撤廃しました。年齢制限を設けていた理由は、ある程度の社会生活経験がないと、例えば仕事を持つ女性の生活上の悩みがよくわからないなど、顧客のインテリアコーディネートへの要望を把握しきれないという判断があったためです。しかし、最近では、大学はもちろん、工業高校などでもインテリアを教えるところも増え、こちらでそのような判断をすること自体がナンセンスだろうということで撤廃しました。結果、25歳以下の受験者が増えています。また、二次試験には不合格となって資格取得できていない人にも、『就職に活用したい』というニーズに応えて希望者には一次試験の合格証を出すようにしています」
インテリアコーディネーター
一次試験:特になし 二次試験:一次試験合格者
(1)インテリア商品と販売の基礎知識(100分) (2)インテリア計画と技術の基礎知識(100分)
(1)論文試験(80分) (2)プレゼンテーション試験(140分)
年度によって異なる。
一次・二次とも年1回 (一次:10月 二次:12月) 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇
一次試験・二次試験のどちらかのみ:1万500円 一次試験+二次試験:1万3650円
社団法人 インテリア産業協会 http://www.interior.or.jp/
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