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リレーエッセイ:FORZA! キャリアガイダンス@メール
「人生のスタートは20歳」のシート

「どうも、最近やる気が出ない」
「やる気まんまん!ですよ!」
やる気という感情は、行動の源です。

 やる気が起きない代表的な場合に「命令をされる」ことがあります。自分の感情と状況を聞かれることもなく行動を強いられた時は、一番反発感情が湧き上がりますが、言動をもって反発出来ないときには、自分の気持ちを凍結する=やる気を起こさせない、ということがあります。

 この連載の最後に、日々様々な若者や学生と接する中で「何か行動につなげて欲しい」と感じた時、私が意識的に心掛けてていることをお伝えしたいと思います。

 それは、「会話の最初と最後は相手の感情を聞く」ということです。

 私はキャリア教育の授業でシートを配りますが、出来るだけシートのビジュアルには言葉を少なくして、記入し易く図形を多用するようにしています。しかし、それでも学生は紙を配られた段階で「やらされ感」が湧き上がるもの。ですから、このシートは私がやらせるのでなく、自分の意思で活用するんだと思えるように手渡すことが大事になります。

 例えば今回ご紹介する「人生のスタートは20歳」のシートを渡す時には、最初に「このシートを見て、最初にどこに目が行った?」と聞きます。すると「時計」とか「絵」などと返事が来ます。その次に、「自分だったら最初にどこから書こうと思う?」と尋ねます。書くときは、最初からきちんと見なければならないと思い込みがちな自分を解放してあげる質問です。

 更に「書けるところから始めると楽になるよ」とも続けます。そして、最後に「このシートをよく見ると、自分がどんな時に楽しかったか。どんなことをしていると力が出るかが結構分かる気がしない?」と気持ちの言葉で終わります。

 今、日本で様々なキャリア教育が行われています。学生一人ひとりのキャリア意識を高めるためには、先生もキャリア教育を楽しめないと「やらされ感」で終わってしまう。そんな気がしてなりません。

 6回のリレーエッセイ。読んでいただいて本当にありがとうございました。

「人生のスタートは20歳」のシートは、20歳を起点に生涯のキャリアデザインをイメージさせるため、これまでの18〜19年の人生を振り返らせるものです。

「『人生のスタートは20歳』のシート」

シートをクリックすると拡大して見られます。
(シートをダウンロードするには下記をクリックしてください)
ダウンロード
小島貴子氏の新著が出版されました。
「就職迷子の若者たち」(集英社新書)、「働く女の転機予報」(幻冬舎)
 
 
  小島  貴子 氏
 
こじま・たかこ
三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)にて窓口業務と新人教育担当を経て1984年退行。 1991年、埼玉県庁に職業訓練指導員として入庁。OA業務などを指導、独自の就職指導により、若年者を7年連続で100%就職実現させた。
キャリアカウンセリングを学び、2001年から中高年再就職支援事業のメンバーとして企画・運営・講師を勤める。
2002年度の緊急地域雇用創出交付金事業として、就職アドバイザー雇用と職業訓練生への就職支援プログラムを企画・運営。
2003年からは「彩の国キャリア塾」として若年者・中高年・女性・学生と幅広いキャリアデザインの研究および講座の企画のほか、キャリアカウンセラーの養成に携わる。
2005年5月、 立教大学 コオプ教育・インターンシップオフィス コオプ・コーディネーター
2005年6月、厚生労働省「若者の人間力を高める国民運動」実務委員
2005年6月、埼玉県「ニート対策評議委員」
2005年9月、埼玉県「高圧ガス2007年問題対策検討委員」
二男の母。著書に「かんばる中高年実践就職塾」「子供を就職させる本」(以上、メディアファクトリー刊)、「我が子をニートから救う本」(すばる社刊)「もう一度働く・55歳からの就職読本」(筑摩書房)がある。
2003年日経ウーマン・オブ・ザ・イヤーキャリアクリエイト部門を受賞。
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