進路指導・キャリア教育を推進する  
 
 キャリアガイダンス.net  
 PRODUCED BY RECRUIT  
 
 
メルマガ配信登録(無料)
高校の先生に役立つ情報をメールで月に2回、無料でお届けします!
お申し込みはこちら
HOMEへ
すべての高校の先生へ
キャリアガイダンス@メール
最新号を読む
バックナンバーを見る
購読申し込みをする
「リレーエッセイ」
「そのとき、私はこうした」
「進路関連データトピック」
「資格を活かす
仕事人図鑑」
「いま注目のこの資格」
「基礎からわかる
教育トピック」
「教育関連ニュース
&イベント」
キャリアガイダンス@メールTOP資格を活かす仕事人図鑑 最終回
資格を活かす仕事人図鑑 キャリアガイダンス@メール
「映像音響処理技術者」を活かした仕事
託された収録素材にほかの映像を合成し1本のCM作品に仕上げる
株式会社音響ハウスポストプロダクション技術部エディター鳥越直樹さん(28歳)
資格取得後の経験がモノを言う、個人がウデを競う世界。コミュニケーションが不得意な人に仕事は回らない
 テレビ番組やコマーシャルなどの映像コンテンツは、収録・撮影された素材に映像処理や音響処理が加えられて作品として完成し、放映される。この処理工程は「ポストプロダクション」と呼ばれ、放送メディアの多様化やWebコンテンツへの転用が進む現在、この業務へのニーズが増大している。業界大手の株式会社音響ハウスで、エディターとしてCMなどの編集作業を担当しているのが鳥越直樹さん。入社して丸3年、「最近、ようやく一本の仕事を任されるようになりました」と言う。

 鳥越さんが主に担当する顧客は、テレビCMの企画や収録を行う制作会社。営業担当と連携しながら先方のディレクターと打ち合わせを行い、CMのねらいや企画意図とともに最終的な仕上がりのイメージを共有する。そして、託された収録素材にほかの映像を合成し、1本のCM作品に仕上げていく。例えば、タレントを起用する場合、スケジュールや天候の都合などの諸事情で、収録できないことがある。そんな場合は、別の場所で収録したタレントの映像に、ディレクターが意図した背景を探して自然な感じに合成する。「ディレクターのイメージを映像処理技術で組み立てていく感じですね」。したがって、ディレクターの意図を汲み取り、また技術的な知識をもとに処理方法の提案を行うためのコミュニケーション力が求められるという。「社員でも、個人がウデを競っている世界。コミュニケーションがうまく取れない人に仕事は回ってこないと思います」

 もう一つ気を配るのは、制作にかける時間とコストを制約内に収めること。機材によって時間当たりの使用コストが変わり、意図どおりの作品に仕上げるために機材を選択する力量も問われる。映像音響処理技術者資格取得で得た知識は、それら一連の業務の基礎。資格取得後にアシスタントをしながら現場経験を積み重ねることでしか一人前にはなれない。「苦心して手がけた作品が放映されるのを見ると、何ともいえずうれしいですね」


 

小学校時代

家にあったビデオデッキは「ベータ」で、レンタル店にソフトが置かれてなく、一家揃って長らく「ベータ・コンプレックス」状態にあったという。「小学校4年生の頃、親がVHSを購入し、その反動でみんなで週3本くらい観ました(笑)」

高校時代

映画は継続して好きだった。「プロとして映画製作にかかわりたいという気持ちは微妙でしたが、ほかにやりたいこともなく消去法的に日本大学の芸術学部を受験。2年浪人してしまいました」

浪人時代

高校時代の友人が映像系の専門学校に進学・卒業してコンテンツ業界に就職。「具体的な業界の話を聞いて、そういう道もいいと思って同じ専門学校に進むことにしました」

専門学校時代

様々な作品を制作して新鮮な日々を送る。「電話会社に頼まれてブロードバンドで流す『新宿のラーメン店めぐり』というコンテンツ制作を手がけたことが一番の思い出です」

勤務時代

2年半ぐらいはアシスタントとして現場で学ぶ。「デビュー作は、Jリーグのスタジアムで流されたチームスポンサー会社のコマーシャル。まだまだこれからです」

鳥越さんから高校生へのメッセージ
できるだけ集団の中に自分を置く機会をつくること

「学生時代は、いい意味で多くの人とたくさん遊んだほうがいいと思います。そうやってできるだけ集団の中に自分を置く機会をつくること。家でテレビゲームをやっていてもコミュニケーション能力は身につかないでしょうから。この世界では、コミュニケーション力のない人が仕事を任されることはありません。一方、ぼくは年に300冊くらいの本や雑誌を読みます。そして、作品を読んで自分なりに映像をイメージするようにしていますが、いずれ役に立つ時がくると思っています」

映像音響処理技術者の取り方と活かせる仕事

映像音響処理技術者を活かせる仕事の例

テレビや映画、アニメーションの制作。また、ウェブデザイン、舞台演出、ゲームなど、映像と音響を必要とする制作の場。

 
もっと詳しく知りたい方はこちらへ
リクルート進学ネット

注目の資格
「映像音響処理技術者」を見る

ご意見やご感想をお聞かせください。 バックナンバー