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小出知代さんが勤務する特別養護老人ホーム「百々山」には、様々な事情で自宅では過ごせなくなった160人のお年寄りが入所し、生活を共にしている。その多くが、身体介護が必要になった方や、判断能力などが衰え、社会生活を送ることが困難になった「認知症」のお年寄り。小出さんは4人のお年寄りを担当するほか、リーダーとして介護スタッフのシフトを決める業務なども行う。また、スタッフは自分が不在のときでも一人ひとりのお年寄りの様子がよくわかるように、記録ノートに綿密に記入しているという。
「かぜをひく一歩手前のときに、落ち着きがなくなるといったシグナルを出すお年寄りがいます。そういった細かな変化も見逃さないようにしています」
認知症といっても、お年寄りはスタッフのコンディションを見抜く。難しいのは、自分の調子の悪さを隠そうとしても伝わってしまい、「トイレに行きましょう」などと促しても応じてくれなくなることだという。その反対に、休暇明けなど自分がリフレッシュできていると、「自分の顔を見ただけでお年寄りの機嫌も良くなるんです」。自身の心身状態を良好に保つことの大切さを感じる瞬間だ。
衰えてはいない機能を可能な限り生かしてもらうように、お年寄りといっしょにおやつ作りを行っている。「次の日に『昨日はおいしかったね』などと何気なく言ってもらえることがうれしいんです」
何十年も生きてきたお年寄り。「その最後を笑って過ごさせてあげたい」。小出さんが介護福祉の仕事を選んだのは、その思いに尽きる。 |
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| 「当初は、介護福祉士として一人ひとりのお年寄りとゆっくり過ごすことを望んでいました。しかし、理想と現実にはギャップがあるもの。バタバタと忙しくてつらい時期もありましたが、続けることで責任のある仕事を任されるようになって、仕事のやりがいを覚えました。実習やボランティアなどで実際に経験して、自分に合う施設を選んでほしいと思います」 |
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| 高校の福祉コースもしくは大学・短大や専門学校などの介護福祉士養成施設を卒業するか、3年以上介護業務に携わると受験資格が与えられる。 |
もっと詳しく知りたい方はこちらへ
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