キャリアガイダンスVol.414
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社会が求める能力を育むために、また、卒業後の人生をたくましく生きる力をつけるために、成城大学では、キャリア教育に力を入れています。各学部における独自の取り組みとは別に、キャリアセンターに専任の教員を配置。正課のキャリアデザイン科目を含む「就業力育成・認定プログラム」を軸に、4年間を通じた段階的・総合的なキャリア形成支援を行っています。 キャリアセンターには、「就業力サポーター」という学生組織があり、オープンキャンパスなどで受験生を前に活動内容を説明することも。そうした経験も、学生自身が成長するためのいい機会になっています。頭においてのことです。 学生による相互支援が盛んなのも本学の特色。国際センターには、交換留学生を支援するバディとして大勢の学生が参加していますし、図書館の利用法をガイドしたり授業をサポートしたりする「成城学び合いプロジェクト」という取り組みも始めました。クラブ活動や社会支援活動も含め、こうした学内外での活動についても、学修ポートフォリオ同様、きちんと記録し、学生を総合的に評価する仕組みを構築していかねばなりません。それには教職員が常に学生に目を向けている必要がありますが、それが可能なのが、一人ひとりの顔が見える規模の大学の利点です。 私は、美しい生き方とは、懸命に生きることだと考えています。その懸命さを大学在学中に体験してほしい。勉学に懸命になるのが理想ですが、就職活動やクラブ活動でも構いません。そうした経験によって得られる充実感を味わってほしいのです。前述した様々な取り組みも、そのための仕掛けの一つですが、何より、教職員自ら仕事に懸命に取り組む姿を見せることが大事。百の言葉より雄弁に、学生に伝わるものがあるはずです。【学長プロフィール】とべ・じゅんいち●1951年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学後、成城大学着任。2001年文芸学部教授。学生部長、文芸学部長を経て2016年4月より現職。【大学プロフィール】1950年大学設立。経済学部(経済学科、経営学科)、文芸学部(国文学科、英文学科、芸術学科、文化史学科、マスコミュニケーション学科、ヨーロッパ文化学科)、法学部(法律学科)、社会イノベーション学部(政策イノベーション学科、心理社会学科)の4学部11学科。2017年に成城学園創立100周年を迎える。懸命こそ、美しい生き方。その懸命さを在学中に体験し充実感を味わってほしい そのキャリアセンターが国際センターと連携し、取り組みを拡充させているのが、語学研修と海外インターンシップを組み合わせた短期の留学プログラムです。受け入れ先企業から好評で、就職にも結び付いています。 本学は語学教育にも力を注いでいます。社会イノベーション学部では、3年次まで毎年TOEIC®テスト受験を義務付け、文芸学部では少人数クラスを展開するなど、各学部の特色を生かした語学教育を行っています。学ぶ意欲を維持するためには、遠い将来のためだけではなく、近くの具体的な目標を設定することも大切です。留学制度を整えているのも、検定試験に力を入れているのも、これを念̶変革に挑む̶まとめ/堀水潤一 撮影/西邑泰和成城大学学長戸部順一492016 OCT. Vol.414

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