キャリアガイダンスVol.416
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 世界情勢の変化、人工知能(AI)の進化、加速するグローバル化、生産年齢人口の減少・・・今私たちはさまざまな環境変化の中で生き、その変化に向き合っていくことが求められています。学校現場においても、高大接続改革、学習指導要領の改訂、主体的・対話的で深い学びへの授業改善、カリキュラム・マネジメントなど、急速に進む教育改革の渦中にあると思います。 では生徒たちはどうでしょうか。SNSなど、バーチャルとリアルを行き来しながら、溢れかえる情報の中でその真偽の不安にさらされ、取捨選択して歩みの方向を定める。私たちの時代よりも、複雑な環境で進路選択に臨んでいるのではないでしょうか。 第19回を数える「高校の進路指導・キャリア教育に関する調査」では、多様化する進路指導の実態と課題が浮き彫りになりました。進路指導の難しさは依然9割を超え、その要因上位5進路指導・キャリア教育の「実態」と「課題」を探る生徒の進路選択・決定力を高める進路指導とは?項目には生徒に起因する項目が2つランクイン。また、キャリア教育は広く取り組まれている反面、教科学習を通じた取り組みは減少する結果となりました。 本特集では、調査データの一部をご紹介しながら、進路指導の困難な要因として挙げられる「生徒の進路選択・決定能力の不足」に着目しました。なぜ、選択できない、決められないのでしょうか。文部科学省・長田徹先生と筑波大学・藤田晃之先生には調査結果を踏まえてその課題の要因とアドバイスを、筑波大学・渡辺三枝子先生には生徒にどう向き合っていけばよいか、カウンセリングの視点から語っていただきました。 本調査においてご協力いただいた全国の先生方に感謝を申し上げるとともに、本調査、ならびにこの特集が次年度の進路指導・キャリア教育の取り組みの参考になれば幸いです。山下真司(本誌 編集長)高校の進路指導・キャリア教育に関する調査201662017 FEB. Vol.416

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