キャリアガイダンスVol.416
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【生徒】「進路選択・決定能力の不足」67%、3位【進路環境】「入試の多様化」63%である。以下、【生徒】「学習意欲の低下」54%、【保護者】「家庭・家族環境の悪化:家計面について」51%が続く。 12〜14年の間に10ポイント以上減少した【進路環境】「産業・労働・雇用環境の変化」「高卒就職市場の変化」は今回さらに減少し、景況感を受けた高卒就職環境の改善がうかがえる。 前回10ポイント増加した【学校】「教員が進路指導を行うための時間の不足」、【進路環境】「入試の多様化」は、今回も14年と同程度で高止まりのまま。多様な入試に対し生徒一人ひとりに対応する指導に加え、教育改革の流れを受けた新しい取り組みなども加わっていることが多忙の要因にもつながっていると考えられそうだ(フリーコメント1)。 また「進路選択・決定能力の不足」を筆頭に【生徒】要因項目の上位傾向は変わらず、生徒の状況を困難の要因と感じる教員が多いようだ。しかし【学校】要因の「校内連携の不十分」や「教員の意欲・能力不足」「旧態依然とした教員の価値観」も増加傾向にあり、生徒だけでなく教員側の問題も顕在化しつつある。 図 2 進路指導の困難の要因の変化 (進路指導を「難しい」と感じている/複数回答)2016年全体(n=1016)2014年全体(n=1026)2012年全体(n=1075)2010年全体(n=1121)生徒の問題進路選択・決定能力の不足66.667.367.366.2学習意欲の低下54.355.157.656.8職業観・勤労観の未発達48.951.856.852.4学力低下48.451.352.150.5規範意識・道徳意識の低下14.216.223.724.7保護者の問題家庭・家族環境の悪化:家計面について50.548.561.062.7進路環境変化への認識不足46.648.952.251.7保護者が干渉しすぎること35.132.2**子どもに対する無関心・放任30.829.829.129.4子どもに対する過剰な期待29.927.730.227.5家庭・家族環境の悪化:家計以外の面について15.313.914.417.5学校や教師への非協力 7.7 7.2 7.9 9.3学校の問題教員が進路指導を行うための時間の不足67.368.358.861.0校内連携の不十分34.832.731.232.5教員の意欲・能力不足28.224.923.924.8旧態依然とした教員の価値観27.724.721.720.5教員の実社会に関する知識・経験不足23.925.225.321.7生徒とのコミュニケーション不足17.716.818.918.6進路環境の問題入試の多様化62.659.648.648.7産業・労働・雇用環境の変化29.935.048.753.7仕事や働くことに対する価値観の変化28.331.230.124.7上級学校の学費高騰24.917.2**入試の易化22.529.827.329.9高卒就職市場の変化10.915.834.245.9※カテゴリーごと「2016年全体」の降順  [*]:該当項目なし(%) 020406080■ 2016年 全体■ 2014年 全体■ 2012年 全体■ 2010年 全体『高校の進路指導・キャリア教育に関する調査2016』結果詳細はリクルート進学総研サイト(http://souken.shingakunet.com/)でご覧いただけます。生徒の進路選択・決定力 どう高める?【調査報告】高校の進路指導・キャリア教育に関する調査2016進路指導の実態Ⅰ92017 FEB. Vol.416

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