キャリアガイダンスVol.417
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「働き方改革」という言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか。副業可、自席を持たないフリーアドレスやリモートワークの導入など。また、ある年齢までは新卒扱い、卒業後にすぐに入社しなくてもOKなど、新規学卒者の採用も従前の一括採用・入社のシステムから転換してきています。 先行きが見通せない、急速な変化の中に、すでに私たちの生活はあります。おそらく、この数年の記憶を遡ってみるだけでも実感できる出来事もあると思います。世界人口が70億人を超える反面、日本の人口は減少の一途をたどっていく。すでに生産年齢人口の割合が低下する人口オーナス期に突入しています。第4次産業革命のカギを握ると言われるAI(人工知能)の進化は、日常生活や働き方に大きな変革をもたらすことに間違いないでしょう。企業は今、さまざまな問題に直面する中で、この「働き方改革」に挑んでいます。 昨年末、答申された次期学習指導要領において「主体」「多様」という言葉は実にそれぞれ200回以上も登場します。主体的に学ぶこと、そして学びを社会や世界、そして人生に生かそうとする態度が求められていく。では、なぜ「多様」なのでしょうか。そもそも「多様」であるということは、いったいどういうことなのでしょうか。 本特集では、新しい学力観で語られる「多様性」について、考えてみました。生徒の学力水準や家庭の経済的事情など、進級に伴って同質化傾向にある高校ではどのように「多様性」を育んでいけばいいのでしょうか。「もはや過渡期などではない」と語る塩瀬先生(京都大学総合博物館准教授)のお話から、企業の現場、中学校や高校、大学における学びの現場をレポート、そして生徒一人ひとりが楽しく生きるために教育がどうあるべきかを、鈴木寛氏(文部科学大臣補佐官)に語っていただきました。これからの学びの転換をどう考えていくか、ご参考になれば幸いです。山下真司(本誌 編集長)多様性 で拓く生徒の未来特 集72017 MAY Vol.417

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