カレッジマネジメント187号
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66リクルート カレッジマネジメント187 / Jul. - Aug. 2014編集のおと▶今からちょうど1年前、180号特集「“学ぶ”と“働く”をつなぐ」で、主体的な学びを引き出すアクティブラーニングを取り上げました。本号では、同じ目的でインターンシップを取り上げます。インターンシップは企業の仕事と思われがちですが、この特集では、大学が主体となり、カリキュラムに位置づけて長期インターンシップに取り組むことで、高い教育効果を得られることを提案しています。(能地)▶10年来所属していた営業部から異動してきました。これまでと違う立場で学校におうかがいできて、同じ事実でも切り口で全く異なる解釈があり、何ごとも自分ごととして経験することでストックされる知見の質が変わることを実感しています。インターンシップに参加する学生も最初はドキドキしながら失敗し、自分なりの試行錯誤を重ね、ちょっとの成功体験で「よしっ」と思ったりする。職業体験より何よりそのプロセスが大事なので、ある程度の期間が本来は必要なんだなぁと、妙に得心しました。(鹿島)▶365日休みなし、夜10時まで診療。都内に3カ所の小児科クリニックを開設している若冠34歳の院長がいる。スタッフにコンピュータの専門家を抱え、ITで業務を効率化。医師が患者と向き合う時間を増やし、丁寧な説明を心がける。3カ所のクリニックのメンバーとはテレビ会議をして情報交換をする。院長の志に賛同したスタッフが集まりチーム医療が展解されているという。しがらみやしめつけの多い世界での新しい試み。あ~若いっていいな。若者よガンバレ!と応援したい気持ちになった。(佐々木)▶カバディという競技をご存知でしょうか。取材させていただくまでは摩訶不思議な競技というイメージを抱いていたのですが、ルールや競技の魅力をうかがえばうかがうほど、一度やってみたいと思うように。しかしながら、私が持ち合わせていない筋力・体力はもちろん、瞬発力、判断力、チームワークなどなどといった必要とされる多数の能力を前に今からめげそうですが、いつかどこかで!という思いは持ち続けたいと思います。(松本)▶今回、長期インターンシップを経験した学生の声を聴く機会がありました。「仕事は指示されるものだと思っていた」「一緒に働く人の熱い思いが伝わった」。内容は様々ですが、いずれも前向きな発言でした。大学の勉強がこんな風に役立つのか、自分の力不足を感じた、などの気づきもあり、学習意欲の醸成という観点では効果があったようです。アルバイトとは違う?という質問に対しては、「全く違う。アルバイトはお金を稼ぐ手段で、会社やマーケットをどうしようかなどとは考えなかった」。なるほど、これには大きく頷きました。(小林)編集人/小林浩 発行人/冨塚優 発行所/株式会社リクルートホールディングス編集制作/佐々木泉美・能地泰代・鹿島梓・松本恵本社/〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワーリクルート進学ホットライン 0120-161-656(フリーダイヤル)受付時間/月〜金曜日(祝日・年末を除く)10:00〜17:00(13:00〜14:00除く)FAX 03-6834-8768DTP・印刷/図書印刷株式会社本誌の記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。◆バックナンバー・WEB限定 月次特集はこちらから◆『カレッジマネジメント』で検索http://souken.shingakunet.com/college_m/

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