カレッジマネジメント197号
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19リクルート カレッジマネジメント197 / Mar. - Apr. 2016全く何の課題感もない場合(E)にさらに分けた。内訳は、順に33.9%、30.4%、17.4%、7.6%、10.7%となっている。学生に対する課題感は、学生と大学教育のミスマッチに対する課題意識(不本意入学や退学の問題等)とも密接につながっている(図2)。ミスマッチ認識は、「定員確保大きな課題」で最も大きく、次いで「定員確保ある程度課題」「学力と意欲が課題」となっている。注目すべきは、「学力と意欲が課題」の大学は「ある程度課題」「大きな課題」の合計で64.9%がミスマッチの課題を認識しているのに対して、「学力のみ課題」では29.4%、「課題なし」では27.1%であり、この間には大きな隔たりがある。図2 学生と教育のミスマッチ認識(課題感別)図3 課題感と基本属性(%) 0 20 40 60 80 100 E課題なし D学力のみ課題 C学力と意欲が課題 B定員確保ある程度課題 A定員確保大きな課題 大きな課題 ある程度課題 あまり課題ではない 全く課題ではない 0.7 1.3 18.4 30.4 33.8 8.8 6.3 66.7 27.1 61.8 26.5 2.9 61.0 3.9 61.5 8.1 61.2 19.7 ※値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、表記上は合計が100%にならないものがある。 (%) 20.3 25.0 44.8 44.9 18.3 9.1 67.8 18.7 4.8 41.0 32.5 10.8 10.8 31.5 21.7 10.3 17.7 24.0 4.8 2.1 1.4 45.5 29.5 15.9 36.5 22.2 9.5 13.5 24.8 13.5 8.0 8.8 32.8 12.5 6.9 3.0 34.6 9.6 28.8 1.9 30.5 10.2 39.0 0 20 40 60 80 100 高倍率(8倍~) 中倍率(3~8倍) 低倍率(~3倍) 10000人以上 3000~9999人 ~2999人 私立 公立 国立 設置形態 在学者数 倍  率 E課題なし D学力のみ課題 C学力と意欲が課題 B定員確保ある程度課題 A定員確保大きな課題 ※値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、表記上は合計が100%にならないものがある。 特集 相互選択型の入学者選抜へ

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