カレッジマネジメント199号
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51は翌年の採用も前年と同じ計画にする傾向が見られる。採用できない状況が見られるなかで企業の求人数は前年の求人に対して鈍化していることになるが、企業の採用意欲は引き続き高い状況であるといえる。学生の状況を見ると、先ほど紹介し大企業希望の学生が前年より増加リクルート カレッジマネジメント199 / Jul. - Aug. 201691年3月卒92年3月卒93年3月卒94年3月卒95年3月卒96年3月卒97年3月卒98年3月卒99年3月卒00年3月卒01年3月卒02年3月卒03年3月卒04年3月卒05年3月卒06年3月卒07年3月卒08年3月卒09年3月卒10年3月卒11年3月卒12年3月卒13年3月卒14年3月卒15年3月卒16年3月卒17年3月卒求人倍率求人総数民間企業就職希望者数2.862.411.911.551.201.081.451.681.250.991.091.331.301.351.371.601.892.142.141.621.281.231.271.281.611.731.74(倍)(万人)0.00.51.01.52.02.53.03.50102030405060708090100ているように学生の民間希望就職希望者数が増加している。こちらはリクルートワークス研究所による推計であるため、その根拠を示すと、学生(学部3年、修士1年)自体の数は前年より増えていないが、学生のなかには、好調な就職2000年3月卒2001年3月卒2002年3月卒2003年3月卒2004年3月卒2005年3月卒2006年3月卒2007年3月卒2008年3月卒求人倍率0.99倍1.09倍1.33倍1.30倍1.35倍1.37倍1.60倍1.89倍2.14倍求人総数407,800461,600573,400560,100583,600596,900698,800825,000932,600対前年増減数▲94,600+53,800+111,800▲13,300+23,500+13,300+101,900+126,200+107,600対前年増減率▲18.8%+13.2%+24.2%▲2.3%+4.2%+2.3%+17.1%+18.1%+13.0%民間企業就職希望者数412,300422,000430,200430,800433,700435,100436,300436,900436,500対前年増減数+8,800+9,700+8,200+600+2,900+1,400+1,200+600▲400対前年増減率+2.2%+2.4%+1.9%+0.1%+0.7%+0.3%+0.3%+0.1%▲0.1%2009年3月卒2010年3月卒2011年3月卒2012年3月卒2013年3月卒2014年3月卒2015年3月卒2016年3月卒2017年3月卒求人倍率2.14倍1.62倍1.28倍1.23倍1.27倍1.28倍1.61倍1.73倍1.74倍求人総数948,000725,300581,900559,700553,800543,500682,500719,300734,300対前年増減数+15,400▲222,700▲143,400▲22,200▲5,900▲10,300+139,000+36,800+15,000対前年増減率+1.7%▲23.5%▲19.8%▲3.8%▲1.1%▲1.9%+25.6%+5.4%+2.1%民間企業就職希望者数443,100447,000455,700454,900434,500425,700423,200416,700421,900対前年増減数+6,600+3,900+8,700▲800▲20,400▲8,800▲2,500▲6,500+5,200対前年増減率+1.5%+0.9%+1.9%▲0.2%▲4.5%▲2.0%▲0.6%▲1.5%+1.2%図表1  求人総数及び民間企業就職希望者数・求人倍率の推移図表2 新卒採用の未充足企業割合4050602016年3月卒2015年3月卒2014年3月卒2013年3月卒2012年3月卒(%)42.942.747.652.354.4注)大学生・大学院生の新卒採用を実施した企業において、採用予定人数(求人数)に対して実績数が下回った企業を未充足企業とする。

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