カレッジマネジメント200号
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82リクルート カレッジマネジメント200 / Sep. - Oct. 2016編集のおと▶今年の夏は選挙の夏。参院選と都知事選が続き、若者の政治参加の低さが取り沙汰されました。しかし街頭演説では他者批判が多く、自分が何をしたいのか、ほかとどう違うのかがいまいち分かりにくい。本来大事なはずの差別化・個性化があまり重視されていない印象です。誰に支持してもらいたいかという思惑は別にして、若者が欲しいのは自分達に届くメッセージを発してくれる政治家。今年の進学ブランド力調査でも、高校生に明確に伝わるメッセージを発信し続けている大学が支持される結果となりました。伝えたいことを単に言うだけではなく、「相手に伝わるように伝える」ことが、広報戦略の肝であるようです。(鹿島)▶我が子が通う小学校ではクラブ活動がさかんで、数ある中から「天文クラブ」に入部しました。保護者同伴月1回の活動で、学生スタッフ・大学教授達の指導のもと天体観測。初めに望遠鏡を作り、スタッフの説明を聞き組み立てる子ども達は真剣。我が子は接着剤に苦戦しながらもなんとか完成。そして屋上での観測、最初に見つけた「火星」には感動でした。見つけると「天体収集帳」にスタンプを押してもらい、子ども達同士で星が見えた自慢大会で大盛り上がり。親子一緒に楽しめるこのクラブ、親子のつながりを改めて実感。もっとほかの小学校でも活動が広がってほしいと思いました。(鈴木)▶本誌制作のピークである7~8月はスポーツニュースにくぎ付けでした。イチローの記録達成、夏の甲子園、なによりオリンピック。それらと比べるような記録ではありませんが、本誌もこのたび200号を迎えました。表紙の撮影は実際に過去の号を並べて行ったのですが、時代と編集長の好みによってか、様々変わる表紙のテイストの違いを楽しみつつ並べていると、つい本に手が伸び開いて読んでしまいがちに。200号に達するまで33年、これからもお役に立てて頂けるような情報をお届けできればと思います。ご意見ご感想等、ホームページよりお寄せ下さい。(松本)▶200号特集、いかがでしたでしょうか。創刊から33年、本当に皆様のご支援の賜物だと、感謝の念に堪えません。特集の企画に当たり、本誌が創刊された1983年を調べてみました。すると、なんと巷でブームのポケモンGOを開発した任天堂がファミコンを発売した年でした。任天堂は、私が幼い頃は花札の会社でした。それが、ファミコン、そしてバーチャルリアリティへ。ITの進展に目を見張るとともに、業務内容を大きく変貌させていることに驚かされます。日本人の18歳だけでユニバーサル化する日本の大学。グローバル化、IT化の進展等、時代は大きく変わっていきます。そろそろ、次の展開を考える時かもしれません。(小林)発行人/山口文洋 編集人/小林 浩 発行所/株式会社リクルートホールディングス編集制作/鹿島 梓・鈴木規子・松本 恵本社/〒104-0031 東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワーリクルート進学ホットライン 0120-161-656(フリーダイヤル)受付時間/月〜金曜日(祝日・年末年始を除く)10:00〜17:00(13:00〜14:00除く)DTP・印刷/図書印刷株式会社本誌の記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。◆バックナンバー・WEB限定 月次特集はこちらから◆『カレッジマネジメント』で検索http://souken.shingakunet.com/college_m/【お詫びと訂正】199号6~7頁の本文および図表に誤りがありました。また、68頁左段上から4行目「7学部」とありますのは「9学部」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。修正後のPDFはホームページに掲載しております。ダウンロードしてご覧下さい。

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