カレッジマネジメント211号
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78リクルート カレッジマネジメント211 / Jul. - Aug. 2018編集のおと▶特集「2030年の高等教育」いかがでしたか。2000年にこの世に誕生した赤ちゃんが、今まさに進学先を選択しようとしています。高校生達に向けては「未来をイメージして進路決定を」と言うものの、彼らは今日を生き、今日の大学や専門学校、そして社会の在り様を見て意思決定します。今日という時に、大人は責任を持たなければ!と気持ちだけは自分を律しながら、漫然と日々を繰り返しています。(金剛寺)▶10年後、20年後日本はどうなっているのか。世の中にも様々な粒感で変化の予測憶測が飛び交っていますが、まずは今の高校生が社会人として活躍する頃=2030年頃を想定して今回の号を企画いたしました。自分が50歳になる頃の時代の話ですが、社会どころか、自分がどうなっているかの予測もできません。まずは目の前の健康維持に勤しむくらいしかできることはないのかもしれません。(鹿島)▶三十三間堂の千手観音がやっと国宝に指定されました。国宝は日本美術の最高峰に位置づけられていますが、海外にあるものと皇室関係は除外されます。そのため皇室管理の伊藤若冲作品は永遠に国宝にならないでしょう。これはあまり知られていないため、若冲は国宝レベルではないという認識になってしまうような。初夏の京都は青紅葉が美しい。「そうだ、京都の若冲に会いに行こう」笑。(佐々木)▶小学3年生となった娘の体操愛がすごいです。前にもお伝えしたかと思いますが、父と一緒にほぼ毎晩布団の上で体操。前転倒立、三転倒立、倒立からのブリッジ、ブリッジからの立ち上がり。そのあとは枕を使って何か新しい技を生み出そうと必死。体を動かすことが大好きすぎて、将来の夢を語りだし「体操の先生か体育の先生になりたい」と。体操愛が続いていく姿を見守りたいです。(鈴木)▶今から11年前、iPhoneが発売されました。たった11年で、ここまで必要不可欠ものになると誰が予想したでしょうか。今号の将来予測は12年後の未来です。今年4歳になる娘は順調にいけば高校生になっているはず。社会は、教育は、世界は、地球は、と変化を考え出すと不安や期待が入り混じりますが、より良い形になっていることを願うばかりです。(松本)▶1982年公開映画『ブレードランナー』。36年後の2019年の未来、つまり“現在”を描いています。街には環境破壊で酸性雨が降り続き、ロボットは感情を持っています。しかし、電話は固定、TVはブラウン管でした。当時は、携帯電話や液晶TVまでは想像できなかったのでしょう。今回、2030年を多面的に予測してみましたが、さてどこまで現実になっているのか。将来、読み返してみたいと思います。(小林)発行人/山口文洋 編集人/小林 浩 発行所/株式会社リクルート編集制作/金剛寺 千鶴子・鹿島 梓・佐々木 泉美・鈴木規子・松本 恵本社/〒141-0021 東京都品川区上大崎2-13-30 oak meguroリクルート進学ホットライン 0120-161-656(フリーダイヤル)受付時間/月〜金曜日(祝日・年末年始を除く)10:00〜17:00(13:00〜14:00除く)DTP・印刷/図書印刷株式会社本誌の記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。◆バックナンバーはこちらから◆『カレッジマネジメント』で検索http://souken.shingakunet.com/college_m/【お詫びと訂正】・210号13頁図表4において、2カ所ある「あてはまる」「あてはまらない」がそれぞれ逆になっておりました。・33頁右段上から9行目及び34頁図表3に「講和」とありますのは「講話」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

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