キャリアガイダンス保護者版
40/51

授業料授業料授業料入学料施設設備費施設設備費実験実習料実験実習料その他その他入学料入学料初年度と在学中の学費を確認し、早めに準備したい 子ども一人にかかる教育費は平均1000万円前後といわれますが、この半分以上は高校卒業後にかかります。まずは進学コース別の学校納付金と、卒業までにかかる総額の目安を下の図で確認してください。 グラフの金額は、初年度と2年目以降にかかる学校納付金の年間平均額。国公立大学の場合、大学ごとに決められた入学金・授業料は学部・学科に関係なくほぼ同じです。 しかし、私立大学の場合は選んだ学部によって、平均額にも大きな違いがあります。比較的負担が軽いのは文系学部で、理工学部系はやや高め。それより高いのが美術・音楽などの芸術系学部。医歯系では初年度の費用だけで他の学部の4年間の費用より高くなります。2014年度からは、施設設備の充実などにより学費を値上げする私立大学も出てきていることにも注意しましょう。 学校納付金以外にも、教材費や通学費などの学校関連費用があり、それらを含めた在学費用の総額が下段の金額。これらを目安に準備を始めましょう。高校卒業までに全額用意するのは難しくても、学費の一部は奨学金を利用したり、家計の中か学校にかかる年間費用と合計額進学コース別にチェック!国公立コース私立文系コース私立理系コースどこの大学・学部も同程度の金額。受験費用のかけ方で差が出る私大の中では学費は低めだがそれでも初年度は123万円文系より年40万円ほど多く特に薬学部の学費は高め大学ごとに学費を決められますが、多くの大学の納付金は上の平均額と同じ金額です。大学によって、諸経費などがかかる場合もあるので、事前に要項などで確認しておくと安心。公立大学もほぼ同程度ですが、地元在住者には入学料を安くする大学も。私立併願の受験料や納付金、通学費用などで総額にも差が出てきます。私立文系の納付金は上のとおりですが、大学によって納付金額や、徴収されるお金の名称はさまざま。授業料や施設設備費などを値上げする大学も出てきています。学部や学科によっては、ゼミ旅行が海外だったり、公務員試験用の特別講座の費用がかかったり、民間スクールや短期留学で、数十万円の出費増になることも。理系は総じて文系より高めで、学部別の初年度納付金は、理工学部が154万円、農・獣医学部が153万円。薬学部は219万円ともっとも高額で修業年数が6年のため、納付金は計1000万円以上。教科書代や指定のパソコン購入費も高く、キャンパスが遠方で交通費がかかることも。文系同様に学費を値上げする大学も登場。4年間の総額の目安4年間の総額の目安4年間の総額の目安(万円)(万円)(万円)1年目1年目1年目2~4年の各年2~4年の各年2~4年の各年※グラフは、平成24年度入学者の初年度学生納付金平均額の調査(文部科学省)、専門学校は平成25年度学生・ 生徒納付金調査結果(東京都専修学校各種学校協会)、国立大学は平成25年度の標準額から作成(すべて昼間部)。56

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です