高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2015
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冬休み春休み11月12月1月2月3月●次年度の科目選択●個人面談●模試・外部テスト●期末考査●学習合宿●模試・外部テスト●年度末考査●合格体験報告会●小学校から中学校に上がる時と違い、それほど同じ中学校の友達がいなかったので、最初はしゃべる人があまりいませんでした。少し不安になったことを覚えています。(高校1年・男子)●部活は特に厳しいわけではないですが、中学校の時よりも量、質が増したので少したいへんだった。(高校1年・女子)●自由になった反面、責任が増えた。中学生のころは、自覚はなかったが先生の言うことに従っていたと思う。高校生になって、委員会やイベント企画など含めて自分たちで考えて行動するようになった。(私立大学1年・女子)●中学の時は、授業に集中していれば何とかなりましたが、高校では予習復習をしないと授業についていけないことがたびたびあった。(立教大学1年・女子)●中学校と同じような勉強法でノートにまとめたり、問題集をひたすら解いていた。その結果、ほとんど平均点を下回りぎりぎり平均点のものが少しあった。範囲が広いので前日だけでは到底間に合わない。(高校1年・女子)●高校生活は出だしが大事。部活も勉強もはじめが遅れると追い越すのがとても大変。でも逆にはじめにほかの人より努力していればその後が楽だし可能性が広がる。(高校1年・女子)●最初の定期テストでクラス内で一桁を取ることができました。それからは、クラスの中で一桁から下がってはいけない、という気持ちになり良いスタートを切れたと思います。(高校1年・女子)●大学の教授や関係者を高校に呼び、その大学の紹介をしていただく時間が年に2回ずつくらいあった。想像と異なっていることもあり、希望の学部が変わるなどの変化があった。(私立大学1年・女子)●東日本大震災後に本当に人の役に立つということはどういうことなのか、そして、人の役に立つためにはやはり経済活動についての知識は必要不可欠なのだから経済学部に入りたいと思うようになりました。(立教大学1年・女子)●決めたのは高1の春です。僕の学校は単位制で1年生の時から文系・理系に分けるので、まずどっちに進みたいかを決めました。得意な科目は国語、社会でしたが、環境問題に興味があったので環境問題を取り扱うには?と考え理系に決めました。(私立大学1年・男子)このスケジュールはモデルケースで、行事・指導の最適な時期は学校によって異なります。 今後、進路希望を絞り込んでいく際に役立つよう、1年生の時以上に具体的な情報が提供される。家庭での話し合いも必要になるため、保護者にも進路選択に向けて意識を高めてもらうねらいもある。大学受験を終えた先輩から体験談が語られる。生々しい成功、失敗エピソードから、受験勉強のスイッチが入る生徒も多い。かで、「学ぶ楽しさを自らみつけてほしい」と延沢先生。その援助は家庭でもできるといいます。「新聞やニュースを見て保護者と『なぜこうなるんだろう』『これはどんな学部で学べるだろう』と話したことが、興味をもつきっかけとなったという生徒もいる」という例のように、親子でいろんな話をしてみてはいかがでしょうか。 2年生の3学期は、「3年生のスタート」と位置づける高校も。大学入試センター試験問題に挑戦させたり、合格した先輩による報告会を開くなど、受験に向けた意識づけが図られます。入試に臨む先輩の姿を横目に、しだいに次は自分たちが頑張る番だという気持ちになるようです。1日10時間以上、学習に向かわせる学校も。学習習慣の確立、集中力・持続力のトレーニング、受験に向けた意識づけなどが目的。高校生・大学生先輩たちの体験談高校生活、ココが中学とは違った!勉強の成功&失敗将来を考え始めたキッカケって?15

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