高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2015
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サポートする専門のキャリア職員もおり、もはや就職活動の時点から海外を視野に入れることも、同学ではスタンダードになりつつある。神田外語大学のこれらグローバル人財育成への取り組みは、内外でも評価が高い。海外展開を加速する流通大手イオングループとは、産学連携のパートナーシップを締結。さらに文部科学省「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」にも採択され、その教育への期待の高さが伺われる。酒井学長は言う。「これからの若い人たちが自己実現すべき場所は、『世界という舞台』。それを全力でバックアップするのが、私たちの使命です」オープン。キャンパス全体が学びの場となるこの環境から、高度な言語運用能力と異文化コミュニケーション能力を兼ね備えたグローバル人財として、数多くの卒業生が世界のフィールドへ飛び立っているのである。就活から世界を見据え、グローバルに挑む卒業生たち就職先を見ても、人気が高いエアライン業界では2015年3月卒業予定者で延べ50名が内定。また、日本の在外公館(大使館・領事館など)で働く外務省在外公館派遣員は、この5年間で27ヶ国・地域に46名を輩出する。学内には海外就職をう。インドネシア、タイ、スペインなど7つの専攻語の国・地域の伝統的な街並みを建物内に再現。各エリアにはいつでも外国人教員や留学生がおり、ランチや課題に取り組む時間でさえも、生きた文化・言語に肌でふれることになる。「学生たちはMULCで、自分と異なる文化・言葉と出会い、これが彼らを成長へと導く。多文化が共生する世界をまるごと、学内に取り込んだ場所がMULCなのです」(酒井学長)。このほか、生活の基本「食」から文化を感じ取ることができるアジアン食堂「食神(しょくじん)」をはじめ、今春には「24時間学ぶための寮」と学長自ら言い切る学生寮が新たに神田外語大学1987年開学。経営母体は、神田外語学院を運営する学校法人佐野学園。建学の理念「言葉は世界をつなぐ平和の礎」の下、環太平洋地域の重要性にいち早く着目。外国語学部に、英米語学科・アジア言語学科・イベロアメリカ言語学科・国際コミュニケーション学科の4学科を持つ。グローバル教育の先駆けとして、多言語運用能力と異文化コミュニケーション能力に優れた人財を数多く輩出し、産業界からの評価も高い。●DATA千葉県千葉市美浜区若葉1-4-1TEL043-273-2826(広報部)http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/URL37徹底的に「学んで育つ」大学、それが本学と学生・保護者との約束です神田外語大学学長酒井邦弥 氏 教育とは、大学と、学生・保護者双方が互いに債務を負担する「双務契約」だと考えています。つまり大学は、語学学習の施設「SALC」や英語のプロによる授業をはじめ、すべての学生にベストの教育を提供することを約束します。保護者の方々には、お子さんを世界で活躍できるグローバル人財に育てあげることを約束します。そのかわり、学生の皆さんには守ってもらいたいことがある。それは毎日、山ほど出る課題をしっかりやるのはもちろん、4年間を通じて徹底的に自ら進んで学びを深めることです。本学は「教えて育てる大学」ではなく、「学んで育つ大学」。これが私たちの教育の流儀であり、ミッションでもあるのです。 真のグローバル人財とは、高い職業意識と専門性、語学スキルを持つと同時に、魅力ある人間でなければなりません。本学の特色のひとつに少人数制教育がありますが、大学生活を通じて教員が学生一人ひとりとじっくり向き合うことは、言語運用能力やコミュニケーション能力の向上とともに、人間形成という面でも良い影響を与えることでしょう。この大学から毎年、強靭なマインドを持ち、海外というフィールドへ果敢に挑む卒業生が数多く出ていることは、その確かな証ではないでしょうか。私は神田外語大学の代表として、この契約を必ず守ります。神田外語大学では、専任教員の2人に1人は外国人教員。いずれも教育学や応用言語学の修士号以上を持つ70名以上の「英語教育のプロ」を、世界中からリクルートしている。

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