高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2015
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らに、人材サービス企業と連携して在学生、卒業生の就転職支援を行う新宿サテライトオフィスでは、個別相談、電話フォローなど、きめ細かな支援活動を行っており年間5000名以上の利用者がある。「入学時から卒業後まで、学生一人ひとりに向き合う本学のキャリア形成支援の目的は即戦力を培うことです。優れた人材を一人でも多く社会に送り出し、その活躍によって社会に貢献することです。自ら立ち、自らを律することのできる人材(=自分流)を育成する実学教育とキャリア形成支援を組み合わせることで、それを実現したいと考えています」「本学のキャリアサポートの特色は、センターのスタッフだけでなく40名の教員による就職・キャリア支援委員会、早期に進路が決定した学生ボランティアによるジュニアアドバイザーおよび卒業生など『教・職・学』が協働していることであり、それが大きな強みと言えます」授業やゼミに出向いて出張キャリアガイダンスを実施するほか、キャリア教育科目を多数開講するなどの活動によって同センターの存在は深く浸透し、利用者数は年々増加。同センターが運営するインターンシップへの参加者も年間約700名(2014年度)にのぼり、これは全国の大学の中でもトップクラスの実績だ。さで活発なディスカッションやミーティング風景を目にすることになるだろう。その象徴となるのが、3階に開設されるアカデミックラウンジだ。「一般の学生も往来する開放的な空間に、ゼミなどの研究成果を発表するスペースを設置します。発表する学生は多くの人に見られることでプレゼンテーションスキルの大切さに気づくでしょうし、その様子を見学する下級生たちは、来年、再来年に自分が発表する姿を想像し、学習意欲を高めることにつながります」教・職・学の協働による多層的なキャリアサポートソラティオ スクエアの1階には、キャリアサポートセンターが移設される。「学生が気軽に立ち寄れるエントランスフロアに設けられることで学生との距離がぐっと縮まります」とセンター長の田口仁氏は語る。八王子キャンパスだけでも1万6000名の学生が在籍する大規模校であるにもかかわらず、きめ細かな指導・支援に定評がある同センターのコンセプトは『顔の見えるキャリアサポート』。職員、キャリアアドバイザー合わせて31名のスタッフが行う各種キャリア・就職支援行事等も、さらにパワーアップされるだろう。帝京大学板橋、八王子、宇都宮、福岡、霞ヶ関にキャンパスを置き、医療系(医学・薬学・医療技術・福岡医療技術)、文系(経済・法・文・外国語・教育)、理工系(理工)の10学部30学科を擁する総合大学。キャンパスを「あるべき将来をみつけ、アプローチするためのフィールド」と位置づけ、自分らしい生き方を望む学生一人ひとりの自己実現を多角的にサポートしている。※上記写真は2015年5月竣工のソラティオ スクエア●DATA東京都板橋区加賀2-11-1TEL0120-335933(入試センター)http://www.teikyo-u.ac.jpURL41(右)八王子キャンパスのキャリアサポートセンターは職員・キャリアアドバイザー合わせて31名が学生一人ひとりのキャリア形成をサポート。即戦力となる人材の輩出に取り組んでいる。(左)帝京大学グループでは「新宿サテライトオフィス」を開設。在学生の就職活動や卒業生の転職支援の拠点として活用されている。キャリアサポートセンター(八王子)センター長 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)田口 仁 氏「1年生の早い時期から学生一人ひとりと接し、本当に困ったときに相談しやすいセンターをめざしています」

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