高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2016
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3月2月1月12月11月10月9月・・・5月4月3月2月1月12月11月10月9月・・・5月4月納付時期納付時期チェック編 すでに大学などに進んだお子さんがいれば、学費の重さもご存じでしょうが、高校生のお子さんが長男・長女だったり、一人っ子だったりすると、今は進学にどれくらいのお金がかかるのか、よくわからないという方が多いでしょう。 そこでまず、進学コース別に大学や専門学校にかかるお金を、左ページの図で確認してみましょう。この金額は、最新の調査から抜き出した学校納付金の平均額です。 国公立の場合、どの学部・学科でも授業料はほぼ同じで、公立は入学金が大学により多少異なります。図の調査では出ていませんが、それ以外にかかる諸経費も年間数万円程度ですむケースがほとんどです。 しかし、私立大学の場合は学部などによって毎年納めるお金は大きく異なり、4年間または6年間の合計では数百万円もの違いが出てきます。私立大学の入学金は学校ごとに決まっていて、学部は関係ありません。違いが大きいのは、授業料や施設設備費、実験実習費など。もっとも安いのは文系学部で、理系や芸術系学部は高めになります。医歯系となるとケタ違いの費用がかかり、卒業までの6年間では家1軒が買えるくらいの費用がかかります。 専門学校も1年間の納付金の平均額は私立文系と同じくらいです。しかし、実際は学科や専門系統で違いがあり、看護を除く医療系や製菓関連の学科の平均額は私立理系と同程度。修学期間も学校や学科によって1年〜4年以上と異なることにも注意が必要です。 このような納付金をいつ納めるのか、それも大事なポイントです。入学後の1年目にかかる授業料などは、入学金を含めた「初年度納付金」として、入学手続きのときに納めることになります(上図参照)。 入学手続きは合格発表から1〜2週間以内にしなければなりません。AO入試や推薦入試では高3の秋に合否が決まるため、それまでに最低でも初年度納付金は準備して公立・私立、学部などにより毎年の負担や合計額は大違い入学手続きで必要なお金は高3の秋までに準備したい進学コース別に学校にかかる費用を知っておこう●学費を納める時期(大学などの一般的な目安)一般入試の納付時期AO入試・推薦入試の納付時期9月下旬~10月上旬4月ごろ初年度納付金(入学手続き時)2年目以降高校3年進学後いずれも合格発表後1~2週間以内に入学金+学費+諸会費などを納付学費は前期分のみも可能(後期分は秋)1年分または前期分の学費+1年分の諸会費分割納付にした場合後期分の学費※実際の納付時期は学校ごとのお知らせでご確認ください。50for Parent 2016

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