高校3年生の保護者のためのキャリアガイダンス
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 高校では理数系専門学科に在籍。情報系の分野でプログラミングの勉強や課題研究に打ち込みました。 AO入試のことを考え始めたのは、1年の夏頃。情報系のスキルは、AO入試で評価されやすいのではと考えました。当初は私立大希望でしたが、先生から今の国立大のAO入試のことを聞き、受けてみることに。 選考は、1次が書類審査で、2次は、1次で提出した情報系の活動実績のレポートに関するプレゼンテーションと面接、基礎テストでした。私がプレゼンしたのは、高校時代に、自分が中心になって企画開発した「SNS」についてです。プレゼンテーションでは、SNSのオリジナリティや方法論などをパワーポイント15枚程度とデモンストレーション画面を使って説明しました。準備には約1カ月かかりましたが、高校時代に発表会で発表する機会があったので、その資料も活用。発表自体にも慣れていたので、苦労はありませんでした。 一番大変だったのは、約1年半を費やしたSNSの開発です。AO入試対策は、一朝一夕にできるものではなく、いかに高校時代に結果を残すかだと思います。高校時代の実績をプレゼンAO入試で合格国立大情報工学科K・Kさん推薦・AO入試は、出願時期も早いので、部活や学校の授業もこなしながら、様々な準備をしなくてはなりません。推薦・AO入試を経験した保護者は、どんなサポートをし、どんな気持ちで見守っていたのか、聞いてみました。聞いてみました!出願課題が、「この大学で勉強したいこと」だったので、入学後のテーマや将来やりたいことが本人の中で確認できてよかったです。就職試験や職業に就いてから先にも役立つと思います。やりたいことを確認できたAO推薦・AO入試は強い志望の気持ちを持たねばなりません。親が、その子の気持ちを理解してあげて、応援してあげることが大事だと思います。子どもの思いを信じてあげる公募目標にしていた評定が取れたので、指定校推薦に期待する気持ちが膨らんでしまい、一般入試の勉強をまったくしなくなった時はどうなることかと、内心ヒヤヒヤものでした。落ちた場合のことが心配だった指定論文などの書類を提出する出願期間がインターハイと重なっていました。睡眠を確保しつつ体調を整えることも含め、親子とも精神的にも大変でした。親子ともに精神的に大変だったAO提出物がとても多かったので、プラン出し、資料探し、論文の添削、面接の練習など、できる限りの協力をしました。面接、資料集めなどできるだけ協力AO周りで推薦入試を受けるのは1人だけで、大変だったと思います。モチベーションが落ちないように、精神的なフォローをしようと思い、衣食住や睡眠時間など生活面をサポートするようにしました。生活面も意識してフォロー公募書類などを本人に任せていましたが、一緒に早めにチェックすべきだったと思います。意外に高校側に書いてもらう書類も必要でしたので、しっかり確認したほうがいいと思います。書類は一緒にチェックをAO筆記テストの過去問がなくて困りましたが、本人は部活で手いっぱいだったので、私が学校や塾に出向いて情報収集しました。子ども任せにしていたら、うまくいかなかったと思います。情報収集が大変だった公募面接の練習をしたときに、自分の長所を一緒に考えてほしいと言われたので協力しました。普段の様子を見ていて、感じていたことを言ってあげるとイメージが湧いたようでした。長所を考えるのに協力した指定公募…公募制推薦入試、指定…指定校制推薦入試、AO…AO入試 19for Parent 2016

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