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  • 佐原 慧さん(文学部 国史学科文化財コース/学芸員)

私立大学/三重

コウガッカンダイガク

卒業後のキャリア~先輩の、仕事の“やりがい”聞いてみよう!~

学芸員  として働く  佐原 慧さん  にインタビュー!

  • サービス業界
  • 教育業界
  • その他専門職
  • 実験したり調べたりするのが好き
インタビュー

工夫を凝らした展示を通して、寒川の町の歴史や良さをたくさんの人に伝えていきます。

この仕事の魅力・やりがい

相模国一宮にあたり、現在の神奈川県高座郡寒川町に鎮座する「寒川神社」。その中にある方徳資料館が、私の仕事場です。神社の所蔵資料の管理・保存・展示を行いながら、専門として研究しているのは、寒川神社を含めた相模国の主要神社5社が参加する「国府祭」という祭について。いつから始まり、どのような変遷を経て現在の形態になったのか。その歴史をひも解いています。年1回、テーマを定めた特別展示は、日頃の研究成果を生かす場でもあるため自然と力が入ります。来館者へ向けて解説しながらその表情をよく観察して、「面白い!」と感じてもらえるポイントを膨らませて話すようにしています。

学芸員として働く佐原 慧さん

貴重な資料を間近で見られることも大きな魅力です。

学芸員として働く佐原 慧さん
業界ココだけ話!

展示パネルはデザインから設置まで学芸員が行います。

業界ココだけ話!

学芸員というと知的なイメージを持たれがちですが、研究ばかりしているわけではありません。実は事務作業や、力仕事も多いのです。展示品そのものや、展示をするためのケース、展示パネルなど、大掛かりなものも運ぶため、意外に体力が必要。展示品には兜や刀剣などもあり、大学の実習で覚えた文化財の取り扱い方がとても役に立っています。展示パネルも、一から自分たちで作ることがほとんどです。思い出深いのは、神社の周辺エリアの戦後と現代を比較する、航空地図のパネルをつくったこと。約100パーツの写真を、国内だけでなくアメリカからも取り寄せ、歪みを補正しながら繋ぎ合わせて無事に完成させました。

これからかなえたい夢・目標

煩雑だった資料も、整理することで有効活用できます。

これからかなえたい夢・目標

資料館には貴重な資料がたくさんありますが、まだまだきちんと整理しきれてはいません。私はこの未整理の資料をすべてデジタルデータに変換して、データベース化する仕事に取り組んでいる最中です。資料がすべてデータ化されれば、館内の情報管理がしやすくなることはもちろん、展示にデジタルデータを活用できるだけでなく、全国の博物館と資料を貸し借りする際のネットワークづくりにもなります。資料の山を有効活用するためにも、ぜひ完成させたいです。また、例えばプロジェクションマッピングなど新しい展示手法を取り入れるなどして、寒川のことをもっと多くの人に知ってもらう活動ができたらと思います。

プロフィール

佐原 慧さん のプロフィール

宗教法人寒川神社総務部資料課勤務/文学部国史学科/2007年3月卒/歴史が好きだった子ども時代、映画「インディ・ジョーンズ」を観たことをきっかけに考古学者を目指す。大学内に博物館があり、実習科目が充実していたことから皇學館大学の国史学科へ進学したが、考古学を扱うゼミがなかったことから日本古代史のゼミに所属。奈良時代・平安時代を専門に研究し、貴族が残した日記などの資料から、その頃の生活や儀式、感情豊かな当時の人間模様を読み解くうちに、次第にその魅力にのめり込む。卒業後は考古学系の博物館で勤務したあと、「自分の専門を生かしたい」という思いから、寒川神社の方徳資料館の学芸員となり現在に至る。

この先輩が卒業したのは…

皇學館大学 文学部 国史学科文化財コース

学校イメージ

学内にある神道博物館

現代に残されている文化財や古文書から、その歴史や人々の暮らしを読み解く国史学科。ここには「歴史教育コース」と「文化財コース」の2コースがあります。いずれのコースでも史料や古文書の読解力を身につけるほか、歴史教育コースでは日本の歴史教育の在り方や現代社会の多様性を学び、文化財コースでは実践的な歴史研究法や文化財の扱い方など、学芸員としてのスキルを学びます。日本文化の伝統を理解しながらも、厳密な史料考証に基づく史実の究明を大切にして、中正堅実な歴史観を持った卒業生を多く輩出。卒業後は、中学校や高等学校の教員や、学芸員、日本文化や歴史に関する知識を生かす公務員や、研究者への道が開けます。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

皇學館大学(私立大学/三重)