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私立大学/三重

コウガッカンダイガク

先生・教授

「寄生」される昆虫から「免疫」のしくみを解明する 先生

中松 豊先生

教育学部  教育学科

【教育学】
理科教育学 ・昆虫生理学

生物のからだには、異物が入るとそれを排除しようとする「免疫」という働きがあります。そんな生物の免疫について、私たちは「アワヨトウ」という聞きなれない名前の蛾の一種と、そこに卵を産む「寄生蜂」を使って研究をしています。アワヨトウのからだに卵が寄生したとき、なぜ免疫は働かないのか。その理由は、蜂が持つ「毒」と「共生ウイルス」にあるということが分かってきました。スズメバチが相手を攻撃する毒を持っているように、寄生蜂は、免疫のシステムを撹乱させる毒を持っているのです。そんな研究をベースに、さまざまな昆虫の飼育や実験を行い、その中で新種の蜂を発見したこともありました。また、観察や実験のために飼育している昆虫を、地域の小中学校や高校へ教材として提供したり、出前授業をおこなったりしています。

肉眼ではなかなか見えない「細胞」。寄生蜂の研究過程で見られたため、教材への応用を考えています。

授業・ゼミの雰囲気

出前授業やイベントに学生主体で参加。虫の生態を知り、見てふれて、命の大切さを教えています。

ゼミ生のほぼ全員が、教員や保育士志望。そのため、小学校へ出向き出前授業を行ったり、環境フェアや科学館で、小さな子どもを対象にしたイベントを運営したりする機会を設けて、経験を積んでいます。子どもたちにとっても小さな頃から虫に慣れるきっかけになり、はじめは遠巻きに見ていた虫嫌いの子が、最後には「面白い」と近くで観察してくれることも。虫の生態、食物連鎖、虫が何を嫌がって、何をしたら弱ってしまうのか。見てふれて、はじめて実感できる命の大切さを、学生自身にも感じてもらいながら教えていけたらと思います。

子どもたちの目の前で「寄生」や「解剖」の様子を見せ説明できるのは、普段から研究活動を行っているから!

キミへのメッセージ

子どもたちの前で実験・観察の面白さを伝えられる先生になってください。

子どもは時々、思わぬ質問を投げかけてきます。それに応えるのは想像以上に大変。大学では実験や観察をたくさん行い、失敗もする中で知識や技術を養い、教科書の1行から10のことを教えられる先生になってください。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。
皇學館大学(私立大学/三重)