■ 物質科学科:物理と化学、理学と工学との交流により教育・研究の新たな展開をめざす
教育は、物理系コースと化学系コース(それぞれ約65名)の二つのコース制で行われ、化学系ではさらに機能材料化学と基礎化学の2コースに分かれます。2年次から各自の適性と希望に応じてそれぞれのコースに分かれます。物理系コースでは、物理学の基礎を学び、それをもとに原子・分子レベルから物質の性質、構造を調べることや、新しい性質を示す物質を創成することなどができる理学的・工学的応用能力を持った研究者、技術者の育成をめざす教育を行います。機能材料化学コースでは、化学の基礎的及び専門的知識をもとに、自主的に仕事を立案実行できる化学技術者の育成を目的とする教育を行います。基礎化学コースでは、化学の基礎から応用におよぶバランスの取れた幅広い知識をもとに、様々な分野で活躍できる人材の育成をめざす教育を行います。物理系コース、機能材料化学コースは日本技術者教育認定機構(JABEE)による認定をめざしています。本学科では、講義の他に、演習・セミナー・実験を重視しており、それらを通して分析能力・論理的思考能力を養います。また、卒業研究では、具体的な研究テーマを実践する中で、より深い専門知識を身に付けると同時に、自ら課題を発見し、問題を解決する素養を身に付けます。卒業生は、教員や物理や化学に関連した広範囲の産業機器・新素材メーカなどで技術者として活躍しているほか、半数近くが大学院に進学し、より高度な知識・能力を身に付けた研究者・技術者をめざしています。
■ 地球資源環境学科:基礎科学としての地質学から工学分野まで取り組む21世紀型融合学科
地球資源環境学科は、地球物質システム学、環境地質学、自然災害工学の3講座からなり、地質学に関する基礎科学から社会のニーズが高い環境地質学・自然災害工学までを総合的に教育・研究する、全国で最初の特色ある学科です。地球物質システム学講座では、地球岩石圏を構成する物質(岩石・鉱物・鉱石)の性質及びその相互作用、構造発達史、金属鉱床・石油などの地球資源の濃集過程の解明と利用、環境地質学講座では、地層の形成、地球環境と生物の変遷、現在起こっている環境変化の地球史的把握と予測、自然環境の計測・評価・保全技術、自然災害工学講座では地盤・岩盤の諸性質の理解、地下水流動、地盤災害や火山災害などの自然災害発生メカニズムの解明と予測、防災工法などについての教育・研究を行います。多くの卒業生が、地質環境・地盤防災・建設などに携わる高度科学技術者として活躍しています。
■ 数理・情報システム学科:数学・情報工学を修得した高度情報社会の担い手を育成する
数理系と情報系の2大分野に分かれ、専門性を深く追求していきます。数学と情報工学について幅広く、集中して学びます。数学と情報の両分野の特徴をいかし、論理的な思考能力や問題の発見・分析・解決能力、柔軟な発想力を養う教育を行っています。カリキュラムには、数理系と情報系でそれぞれ2つのコースを用意しています。1年次に教養科目のほか専門基礎科目を学び、2年次から多くの専門科目が開講され、数理系は「数理構造コース」と「数理解析コース」、情報系は「情報システムコース(JABEEコース)」と「情報工学コース」に分かれて学びます。4年次は一人の指導教員を選び、卒業研究を通じて専門的で高度な知識を身につけます。数理・情報システム学科ではこのような修学の結果、全国の企業から卒業・修了予定者を上回る数の推薦依頼があり、卒業生は全国で活躍しています。専門知識・技術を深めるために大学院博士前期課程に進学する人が多く、更に博士後期課程に進学し研究者を目指す人もいます。就職先としては、数学・情報の教員、ソフトウェア関連企業・通信系企業、金融、公務員の他、幅広い分野(製造、流通、保険、教育関連)の企業があります。
■ 電子制御システム工学科:機械・電気・電子の融合により高度工学システム開発のための人材育成
機械系、電気系及び電子系の三分野をシステム化することは、高度情報化社会に向けた科学技術の進展に不可欠です。 本学科における教育では、この三分野にわたる幅広い基礎的専門性を修得した上で、さらに一分野についてより高い応用的専門性も修得した技術者や研究者を養成することを目的としています。そのため、本学科では、電子制御のための数学、力学、制御、電気回路、電磁気学など学科共通の核心的基礎科目を2年生で集中的に学習します。3年生からはAコース(制御、力学、機械計測)、Bコース(エネルギー、情報通信、電子計測)、Cコース(電子デバイス・材料・物性)の3つの教育コースから一つのコースを選択し、専門性を高めます。また、2年生から3年生まで系統的に配置された学生実験を通して、応用力や発表能力を修得します。さらに、4年生の卒業研究では指導教員による個別指導を通して実践的能力や創造力を身につけます。
■ 材料プロセス工学科:快適な生活と循環型社会の実現のために資源循環を考慮した設計技術を学ぶ
材料工学、機械加工システム学、材料プロセス工学の専門コースで構成されており、材料プロセス工学コースについては1年次から、他の2コースについては2年次から自分に適したコースに分かれて学修します。山陰地方の恵まれた天然資源・自然環境・伝統文化を教材とした教育プログラムを積極的に取り入れ、人間と地球環境に優しいものづくりを学ぶ特色ある学科です。材料工学コースでは、各種材料学のほか、建築環境工学、都市計画、建築文化・デザインを学ぶことができます。機械加工システム学コースでは、材料の調達から、製品設計、生産、再利用、廃棄に至るプロセス技術を学ぶほか、先端材料技術についても学ぶことができます。材料プロセス工学コースでは、幅広い科学的知識を駆使して設計・生産技術に対応できる能力と実践力の修得を教育目標とし、高度の技術者の育成を目指した教育プログラムとなっています。いずれのコースにおいても、1・2級建築士、木造建築士、インテリアプランナーの受験資格の取得が可能です。
■ 卒業生の多くが大学院へ進学、就職活動のバックアップ体制も万全、希望のかなう高い就職決定率
総合理工学部では、毎年多くの卒業生が大学院に進学し、より高度な学習や研究に取り組んでいます。また就職希望学生へは、就職資料の提供、各学科に就職担当教員を配置しての就職指導、就職説明会や講演会の開催、夏休み期間に企業実習を行うインターンシップ制度、OBによる就職懇話会の開催など、支援体制は整っています。