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スポーツを通じて二人三脚で頑張る人をサポートする「スポーツトレーナー」

スポーツを通じて二人三脚で頑張る人をサポートする「スポーツトレーナー」

「スポーツにかかわる仕事」というと、野球選手やサッカー選手などのアスリートを思い浮かべる人が多いのでは?

 

しかし、スポーツにかかわる仕事はそれだけではない。「スポーツトレーナー」「スポーツインストラクター」などアスリートやスポーツジムに通う人たちをサポートする仕事も「スポーツ」にかかわる仕事の一つ。

 

「スポーツが好き」「スポーツを頑張る人のそばで支えたいなど、考えている人におすすめしたいのが「スポーツトレーナー」だ。この「スポーツトレーナー」の仕事、実は運動が苦手な人でもなれるのだ。

 
 

■スポーツトレーナーとスポーツインストラクターの違いとは

 

まずは、「スポーツトレーナー」と「スポーツインストラクター」の違いを説明しよう。

 

「スポーツトレーナー」は、本来、スポーツ競技で、選手が最高の状態で、パフォーマンスを発揮できるようにトレーニング方法や食生活などを提案し、サポートする仕事。近年では、アスリートだけでなく、スポーツジムに通う人に対して、その人に合った運動方法を提案する仕事も注目を集めている。

 

一方で「スポーツインストラクター」は、スポーツジムなどでヨガ、水泳などの指導をする職業。例えば、ヨガのクラスで生徒の前に出て指導しているのがインストラクターだ。ただ、2つの違いにこだわるよりも、「誰に」「何を」「どのようなスタイルで」指導する仕事に興味があるかのほうが重要だろう。

 
 

■体の仕組みや運動機能などの知識を学ぶことが大切

 

千葉市内のスポーツクラブ「ルネサンス」で「スポーツトレーナー」として働く木村夏菜さん(23歳)は、小中時代はバスケットボール、高校時代にはソフトボールをしてきた根っからのスポーツ好きだ。体を動かすことが好きで、高校卒業後はスポーツ系の専門学校に進学した。そこでの在学中に、漠然と「自分は選手ではなく運動するきっかけを作ることができるサポート側にまわりたい」と思い、「スポーツトレーナー」を志した。

 

スポーツを通じて二人三脚で頑張る人をサポートする「スポーツトレーナー」

 
 

■会話の中からトレーニングする人のやる気を引き出す

 

「スポーツトレーナー」と聞くと、体を動かすことが基本だと思われがちだが、木村さんは「骨や筋肉などの体の仕組みや運動機能など専門知識を学ぶことが大切だ」という。「運動が苦手でも知識が豊富にあればトレーナーとして活躍できる」と感じている。

 

また、スポーツジムでは、ジムに通う会員とのコミュニケーションも重要。最初は、あいさつだけでも、天気の話でもいい。何気ない会話から会員がどのようなことを考えているかを探る。

 

頑張っている会員には「一生懸命頑張っていますね」と褒める。「相手のモチベーションをいかに高めることができるか、きちんと結果が出せるか。相手と話をしながらトレーニング方法を提案する」。そして、何度もコミュニケーションを取ってジムに通う会員が望んだとおりの体に変化したときや、会員から「ありがとう」と感謝されたときトレーナーとしてやりがいを感じるという。

 

スポーツを通じて二人三脚で頑張る人をサポートする「スポーツトレーナー」

 

「こんなに『ありがとう』と言われる職業はないのではないか」という木村さん。時には、トレーニングに慣れた会員に提案を受け入れてもらえるのに時間がかかる場合があるという。そんなときでも、あいさつをはじめとして天気の話をしたり、汗をかくことの楽しさなど、会話を交わしてコミュニケーションを取って信頼関係を築いていけば、最後に「ありがとう」が返ってくる。

 

運動する楽しさのきっかけを作る「スポーツトレーナー」と出会えれば、どんな人もスポーツに夢中になることだろう。そんな魔法を「スポーツトレーナー」はもっている。

 
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杉本実季 FUCA ライター

杉本実季/FUCA

新聞記者を経てフリーに。情報誌でアーティストを取材したり、農業専門誌で連載したり、島で講演したり、企業とのコラボを企画したり、頼まれた仕事を楽しむ“何でも屋”。転勤族の妻でもあり九州を中心に生活し、現在は宮城県在住。

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