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身につけるコンピュータ「ウェアラブル」で未来はどう変わる?

身につけるコンピュータ「ウェアラブル」で未来はどう変わる?

●「Google Glass」などが大きな話題に

 

ここのところ話題になることが多い「ウェアラブル」。さっそく購入!とまではいかなくても関心をもっている高校生は多いはず。要するに何なのかを簡単に説明すると、スマホやタブレットのように「持ち歩く」のではなく、「身につける」コンピュータ端末のことだ。

 

グラス(メガネ)型、ウォッチ型、リストバンド型など形はいろいろ。グラス型には、年内の日本発売が噂されている「Google Glass」やメガネメーカーのJINSが2015年春に発売を予定している「JINS MEME」、ウォッチ型には、アップルが2015年の発売を発表した「Apple Watch」、リストバンド型には、スマホと連動して使用するソニーモバイルの「SmartBand SWR10」(写真)などがある。

 

身につけるコンピュータ「ウェアラブル」で未来はどう変わる?

 

例えば、Google Glassはメガネのつるの部分をこする動作や音声の指示で、グラス部分にデータを表示したり、写真・動画を撮影したりするスグレモノ。ただし、未来感がありすぎて街中で使うには違和感が…という高校生もいるかもしれない。

 

「それでもはやります。今までにない新しい技術は、最初は抵抗があっても結局受け入れられるのが最近の傾向。グラス型ウェアラブルも5年程度で普及すると予測しています」(野村総合研究所/亀津 敦さん)

●今までにない活用法やサービスへの期待が高まる

 

では、ウェアラブルは私たちの生活や未来をどう変える可能性があるのだろうか?

 

「ポイントは、常に身につけて使用するので、集めることができるデータの量がケタ違いに増えるということです。例えば、Google Glassには音声認識機能も画像認識機能もありますから、理論上は私たちが生活するなかで見たり聞いたりしているものをすべてデータとして記録することが可能なんです」(亀津さん)

 

大量のデータを貯め込む技術や、データから学習し、推論する機能をもった人工知能の技術も日々進化している。これらとウェアラブルが組み合わされば、これまでのコンピュータの枠を越えた新しい活用法が生まれてくる可能性は十分なのだ。

 

身につけるコンピュータ「ウェアラブル」で未来はどう変わる?

●IT+αの専門性を生かした発想力が問われる

 

今でも、ユーザーの健康状態や運動量、睡眠時間などのデータを記録するウェアラブルはある。そのほかでも、例えば、店員がグラス型ウェアラブルを装着して客の表情から心理状態を読み取り、コンピュータから最適な対応の指示を受けるサービスなどいろいろと思いつくことはできる。

 

しかし、そこから先は未知の世界。まだ誰も想像すらしていない活用法やサービスが、将来はどんどん登場すると亀津さんは予測する。

 

「これからはウェアラブルを使った新しいサービスを発想できる人材が求められることになります。そのためには単にコンピュータがわかるだけでなく、そのほかの分野にまたがる幅広い知識が大切になるでしょうね」

 

これはウェアラブルに興味があり、関連する仕事に就きたいと考えている高校生には大きなヒント。例えば、IT+経営、IT+心理学、IT+社会学といった幅広い学び方が、将来の可能性を広げてくれるかもしれない。

 

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伊藤敬太郎 ライター

伊藤敬太郎

Webサイト、情報誌、メルマガなどで、教育、資格、キャリア、ビジネスといった分野を中心に活動。これまでに執筆した主な媒体は『キャリアガイダンス』『社会人・学生のための大学&大学院選び』『リクナビNEXT』『仕事の教室ビーカム』など。

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